帰国生注目!HR高等学院「ミネルババカロレア」で世界水準の学びを

海外で培った英語力や主体性を伸ばしながら、日本の高校卒業資格も取得したい。そんな帰国生の選択肢として注目したいのが、HR高等学院で2027年4月に開講するミネルババカロレア(MBacc)コースです。学びの特徴と入試情報を紹介します。
ミネルババカロレア(MBacc)とは?世界水準の学びを高校生へ

ミネルババカロレア(MBacc)は、ミネルバ大学を創設したミネルバプロジェクトのチームが高校生向けに開発した、3年間の国際基準プログラムです。授業はすべて英語で行われ、5教科・15の小科目を横断しながら8つの思考力を育てます。修了者にはミネルババカロレア修了証が発行されます。
最難関「ミネルバ大学」のメソッドを取り入れた国際基準のプログラム
ミネルバ大学は2014年にサンフランシスコで設立され、公式サイトによれば合格率は約3%。知識の量だけでなく、論理的に考え、対話し、未知の課題に応用する力を重視する教育で知られています。MBaccは、その大学を立ち上げたプロジェクトチームが6年以上をかけて開発した能力ベースのカリキュラムです。
海外の学校で、発言や議論を通して学ぶことに慣れた帰国生にとって、英語を単なる受験科目に戻さず、思考と協働のための言語として使い続けられる点は大きな魅力です。反対に、英語が話せるだけで成果が出るプログラムではありません。自分の考えを根拠とともに示し、他者の意見を受けて考え直す姿勢が求められます。
独自のオンラインプラットフォーム「Forum™」でのアクティブラーニング
全授業は、独自のオンライン学習プラットフォーム「Forum™」で実施されます。受け身で講義を聞くのではなく、学生全員が議論・発言・協働に参加するフルアクティブラーニング形式です。居住地を問わず受講できるため、海外在住中から日本の高校進学を検討している家庭にも適しています。
ただし、オンラインで受けられることと、負担が軽いことは同義ではありません。決まった時間に英語でライブ授業へ参加し続ける自己管理力と、時差を含む生活設計が必要です。
例えば、日本時間の午前9時から正午まで授業が行われる場合、シンガポールでは午前8時から11時、タイでは午前7時から10時となります。これは時差を示すための一例であり、実際の授業時間は個別相談で確認してください。
MBaccの授業は所在地を問わずオンラインで受講でき、すべて英語で行われるため、日本人学校で学んできた生徒はもちろん、英語での授業に慣れたインターナショナルスクールの生徒も、それぞれの経験を生かせます。
ただし、ミネルババカロレアコースは新入学のみで、2・3年次への転入・編入には対応していません。海外の日本人学校やインターナショナルスクールから進学する場合は、出願資格、帰国時期、提携する通信制高校への入学手続き、スクーリングの日程を事前に相談しましょう。
英語で学ぶ8つの思考力と30の「学びの成果」
MBaccでは、5教科を横断して8つの思考力(Competency)を育て、社会で生かせる30のLearning Outcomes(学びの成果)を体系的に身につけます。目標は、覚えた知識を再生することではなく、問題を分解し、根拠を評価し、解決策を考え、相手に伝えられるようになることです。
授業ごとに思考やアウトプットを継続的に評価し、フィードバックを受けて改善するため、「試験直前に覚えて終わり」になりにくい設計です。英語力を維持するだけでなく、大学や社会で必要になる問題解決力、論理的思考力、コミュニケーション力へ発展させたい帰国生に向いています。
国際バカロレア(IB)との違いは?MBaccは実践力を重視

国際バカロレア(IB)とMBaccは、どちらも国際的な学びを志向しますが、同じ資格・制度ではありません。HR高等学院の説明では、IBは幅広い教科の知識と探究を重視し、課題や内部評価に加えて最終試験を含む総合評価を行います。これに対しMBaccは、「何を知っているか」より「何ができるようになったか」を重視し、毎回の授業での思考、成長、アウトプットを継続的に評価します。
つまり、IBが知識と探究を通じて大学進学に必要な学力を伸ばす枠組みであるのに対し、MBaccは30のLearning Outcomesを軸に、知識を現実の課題へ移して使う力を鍛える設計です。
ただし、優劣を単純に決める比較ではありません。最終試験を含む明確な資格評価を重視するか、対話と反復的なフィードバックによる能力形成を重視するかで相性が分かれます。なお、IBもMBaccも、それ自体が日本の高校卒業資格になるわけではありませんので注意が必要です。
HR高等学院ならでは!MBaccと探究(PBL)の「Wの学び」
本コースの価値は、MBaccを受講できることだけではありません。午前の世界基準の思考教育と、午後の実社会に接続した探究(PBL)を組み合わせられる点に、HR高等学院ならではの強みがあります。海外経験を「英語が得意」という一つの強みに閉じ込めず、行動力や進路選択へつなげる環境がHR高等学院にはあります。
日本の高卒資格と世界基準の修了証を同時取得
HR高等学院は通信制高校そのものではなく、通信制高校に在籍する学生を学習面・生活面で支えるサポート校です。学生は提携する一条校のカリキュラムも履修し、必要な単位を修得することで、日本の高校卒業資格の取得を目指します。MBaccを3年間履修すれば、これに加えてミネルババカロレア修了証も得られます。
海外の学校から帰国する際に課題となりやすいのは、英語力の維持だけでなく、日本の高卒資格と国内大学への出願資格をどう確保するかです。本コースは、この二つを別々に探す負担を減らせる設計です。ただし、提携校の教材費・学費は別途必要で、スクーリングや履修科目も提携校によって異なるため、希望する大学の受験科目と照らして確認が必要です。
午前はMBacc、午後は実社会とつながる超実践的な探究学習
午前は英語でMBaccを学び、午後はHR高等学院のカリキュラムに取り組みます。使用言語も明確に分かれており、MBaccは英語によるフルアクティブラーニング、HR高等学院の探究やPBLなどの授業は日本語で行われます。そのため、英語で議論する力と、日本語で社会と関わる力の両方を3年間で磨くことができます。
MBaccで問題を分析し、根拠を評価し、他者と対話するための思考法を学び、午後の探究活動では、その力を現実の社会やビジネスの課題に応用します。
世界基準の思考法を学ぶ時間と、社会の中で実践する時間を組み合わせていることが、HR高等学院における「Wの学び」の特徴です。具体的な企業連携PBLやキャリア教育については、次の章で詳しく紹介します。
MBaccで身につけた「考え方」を、企業や社会のリアルな課題で試す。逆に、PBLで直面した難題を、MBaccで学ぶ分析や対話の方法を使って捉え直す。この往復が「Wの学び」の本質です。
1期生は限定15名!毎月の1on1で伴走する少人数制
2027年4月に入学する1期生の定員は15名です。HR高等学院では毎月の1on1による伴走サポートを掲げており、少人数で学びの進捗や進路を相談できる体制が用意されています。通学は全国の拠点を利用する週5通学とフルオンラインから選べるため、帰国時期や居住地に合わせやすいことも通信制サポート校ならではです。
HR高等学院の強みは?「探究・越境・共創」で社会とつながる学び

HR高等学院では、教室の中だけで知識を身につけるのではなく、社会そのものを学びのフィールドと捉えています。学習モデルの柱となるのは、自ら問いを立てて主体的に学ぶ「探究」、学校の外へ飛び出してリアルな経験を積む「越境」、多様な人と協働して新しい価値を生み出す「共創」です。
3年間の経験学習を通じて、自分の興味がどこにあるのかを見つけ、社会の課題に向き合いながら解決策を考える力を育みます。MBaccで身につけた論理的思考力や対話力を、現実の社会やビジネスの中で実践できることが、HR高等学院で学ぶ大きな特徴です。
5つの領域から自分の興味と将来の可能性を探究
HR高等学院では、「ビジネス&アントレプレナーシップ」「テクノロジー」「デザイン」「ソーシャル」「グローバル」という5つの学びの領域が設けられています。
起業や商品開発、生成AIやプログラミング、デザイン思考、社会課題、異文化コミュニケーションなど、一般的な高校の教科だけでは触れる機会が少ないテーマも扱います。各領域の第一人者との出会いや実践的な授業を通じて、自分が夢中になれるテーマを発見し、将来の進路やキャリアにつなげていくことを目指します。
企業のリアルな課題に挑む「企業連携PBL」
HR高等学院の社会との接続を象徴するプログラムが、企業連携PBL(Project-Based Learning)です。さまざまな企業が抱えるリアルな課題を題材に、学生がチームで解決策を考えます。公式サイトでは、連携先のイメージとして、通信会社、食品メーカー、旅行会社、IT企業、地方自治体、国際系NPO法人など、幅広い業界・組織が挙げられています。
企業から与えられた課題について調査し、アイデアを出すだけでなく、その実現可能性を検証し、最終的には企業に向けてプレゼンテーションを行います。正解の決まっていない課題に対し、仲間と意見を交わしながら提案を形にする過程で、課題を分析する力、協働する力、企画を形にする力、相手に伝える力を実践できます。
MBaccで学ぶ「どう考えるか」という思考法を、企業連携PBLで「社会の課題にどう生かすか」まで発展させられる点が、HR高等学院のミネルババカロレアコースならではの魅力といえるでしょう。
第一線で活躍する大人との対話からキャリアを考える
社会との接点は、企業連携PBLだけではありません。HR高等学院では、各業界の第一線で活躍する講師とリアルタイムで対話する「トップランナーセッション」や、さまざまな仕事に携わる社会人から仕事や人生の歩み方を学ぶ「キャリアセッション」も実施しています。
さらに、自分の興味を年間を通して掘り下げる「探究プログラム」、第一人者から双方向で学ぶ「専門ゼミ」、探究やPBLの基礎となる力を養う「次世代教養」なども用意されています。多様な仕事や生き方に触れることで、大学名や職業名だけから進路を選ぶのではなく、「自分は何に関心があり、社会とどのように関わりたいのか」を具体的に考えられる環境です。
想定される進路と推奨される英語力

HR高等学院のミネルババカロレアコースでは、国内大学と海外大学の双方を視野に入れた進路設計が可能です。国内大学を目指す場合は、企業連携PBLや探究活動で得た経験を、志望理由書や面接、自己PRなどに整理し、総合型選抜へ生かせます。
一方、海外大学を目指す場合は、MBaccで培った英語による思考力や対話力、継続的な学修成果を出願時の強みとして示せます。HR高等学院の探究とMBaccという二つの学びを生かし、国内外の進路を並行して検討できることが本コースの特徴です。
HR高等学院が紹介するMinerva Projectの資料では、MBacc修了生の合格先として、ミネルバ大学、南カリフォルニア大学、ブラウン大学、パデュー大学、モナッシュ大学、シドニー工科大学などが挙げられています。これはMBacc修了生全体の実績であり、HR高等学院の卒業生実績ではありません。
MBaccの授業はすべて英語で行われ、推奨される英語力は英検2級またはIELTS 4.0相当以上です。なお、HR高等学院側の授業は日本語で行われるため、英語力に不安がある場合でも、午後の探究やPBLには日本語で取り組めます。
英検2級またはIELTS 4.0相当以上です。ただし、これは出願資格として示された最低スコアではなく「推奨」の目安です。議論中心の授業についていけるかは、資格の点数だけでなく、英語で質問し、即座に意見を組み立て、文章で課題を提出する力にも左右されます。帰国生は、現在の会話力だけで判断せず、アカデミックな読み書きの負荷も確かめましょう。
海外大学だけでなく日本の大学も進路に残せる点は大きな利点です。ただし、希望大学が一般選抜で数学・理科の発展科目を求める場合、提携する通信制高校の履修科目との整合を早めに確認する必要があります。海外大志望でも、大学ごとの出願資格、英語資格、成績証明書、標準テストなどは別途確認してみてください。
【2027年2月28日まで】帰国生が確認したいHR高等学院の入試・イベント
2027年4月新入学は、2026年10月31日までの2次募集に続き、3次募集が2026年11月1日から12月31日まで、4次募集が2027年1月1日から2月28日まで予定されています。ただし、定員に達した場合は募集を締め切る可能性があります。
対象は、2027年3月に中学校を卒業見込みの方、またはそれ以前に中学校を卒業し、高校の単位をまだ修得していない方です。ミネルババカロレアコースは新入学のみで、2・3年次への転入・編入は受け付けていません。
帰国生向けの選考についても、出願前に個別相談に参加し、出願資格や必要な手続きを確認しましょう。その後WEB出願を行います。出願時にはエントリーシート、写真データ、選考料33,000円が必要です。
選考は志望理由などの書類審査と、日本語または英語によるオンライン面談で、結果は面談後5営業日以内にメールで通知されます。海外在住でも、相談、授業、面談をオンラインで進められます。
HR高等学院では、ミネルババカロレアコースに関する個別相談をオンラインで受け付けています。海外在住の方も参加でき、授業時間や時差への対応、帰国時期、提携する通信制高校のスクーリング、希望進路に必要な履修科目、学費の総額などを相談できます。
また、HR高等学院の全体像を知りたい方に向けて、オンラインの説明会・体験会も随時実施されています。開催日程は申込フォームで確認できるため、まずは個別相談や説明会を活用し、家庭の状況に合った受講方法を具体的に確認しましょう。
HR高等学院で帰国生の英語力を「使える思考力」へ

HR高等学院のミネルババカロレアコースは、英語で議論するMBacc、日本の高卒資格、企業と取り組む探究(PBL)を一つの学びに接続します。海外で培った力を維持するだけでなく、社会で使える思考力へ伸ばしたい帰国生に合う選択肢です。
15名限定の1期生だからこそ、入学前に時間割、支援体制、費用、希望大学の出願要件を具体的に確認し、自分との相性を見極めましょう。
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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