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帰国子女が真っ先に養うべきなのは国語力!志高塾で広げる将来の選択肢とは

帰国子女受験では、国語の試験だけでなく、作文や面接を通じて「自分の考えを伝える力」が問われます。

しかし、海外で生活していると、日本語を使う機会の多くは家庭内の会話に限られます。そのため、「文章を読んで考える」「自分の意見を表現する」といった力は、意識的に育てなければ身につきにくいものです。たとえ日本に住み、日本の学校に通っていてもそれらの力を身に付けるのは容易ではありません。

この記事では、そのような課題に対し、作文・国語をカリキュラムの中心とする志高塾がどのような指導を行っているのかを説明いたします。

さらに、国語力が帰国子女入試の作文・面接・読解にどのような影響を与えるのか、日本語で培った思考力や表現力が英語学習にもどのようにつながるのかという点も、指導事例や生徒の親御様からいただいたコメントを交えてお話しします。

志高塾が考える、帰国生に必要な国語力とは

近年、日本語・英語を問わず、「文章やグラフなどから情報を読み取り、それに対して自分なりに考えたことを相手に伝える力」が重視されるようになっています。

しかし、海外で育つお子さまの場合、日本語と英語(または現地語)の両方に触れる環境にありながらも、どちらの言語でも考える力や表現する力が十分に培われないこともあります。大切なのは、まず一つの言語で筋道立てて考え、自分の言葉で表現する経験を積み重ねることです。

近年求められる「自分の意見を伝える力」

オンライン授業、対面授業問わず、保護者の方から「もっと自分の意見を言えるようになってほしい」というご相談を受けることは少なくありません。しかし、帰国生に限らず多くの子供たちにとって「自分の意見」とは、単に「言う/言わない」という話ではなく、そもそも「持っていない」ケースも多いのが実情です。語彙や知識の量に比例して「思考力」、「表現力」が育つとは限らないのです。

そして「自分なりの考え」とは、インプットしたものをアウトプットする機会を定期的に持つことで磨かれていきます。作文や面接の直前対策だけで身に付けられるのは、あくまでも一般的な「型」であり、それでは差別化はできません。だからこそ、受験生になる前から思考力や表現力の土台を固めておくことは、将来の大きなアドバンテージになるでしょう。

家庭学習だけで補うことの難しさ

ご家庭で国語学習に取り組もうとすると、漢字や文法など比較的教えやすい教材はあるものの、それらに偏った演習を繰り返すことで知識を一方的に詰め込んでしまう恐れもあります。

すると、子どもたちが言葉そのものに興味を持って向き合えなくなることが懸念されますが、本来の国語学習とは、本文の意味を理解するところに留まらず、文章を深く読み込み、自分の視野を広げる営みです。志高塾では、さまざまな教材を通して、自分自身とその「対話」を楽しめるように導いていきます。

志高塾が大切にしていること

当初は「こんなことをやっても意味がない」という思考に陥りがちであった子が、作文や書くためのやりとりを通じて、目の前のことを「意味がないとは言い切れない」と判断するようになる。志高塾では、その機会を一つでも多く得られるよう日本語で読解力・表現力・論理的思考力を養い、その本質的な国語力を英語へ生かしていくことを目指しています。

海外で育つお子さまにとって、そのような思考の土台を身につけることは、双方の文化や価値観を理解し、自分の柔軟性として生かしていくための大きな一歩です。

最後の最後まで主体は子ども

入塾したての子供はまず4コマ漫画、8コマ漫画や短編小説の要約作文から始め、その後読解問題自分の意見を自由に述べる作文に移行していきます。どの教材においても、通信添削のように「こうした方がよかった」と我々が一方的に赤を入れることはありません。

添削の際には「ここは不自然だから考え直して」、「同じ表現を繰り返しているから別のものにしよう」、「余計な情報があるからそれがどこかを考えて削ろう」などと指摘や指示を繰り返します。

子供達の力だけで打開できないときにも「こうしたらいい」といったように具体的に教えることを極力避け、その子自身の知っている言葉を引っ張り出せるような質問をします。伸びる子供ほど、悩みながらもそのやりとりを楽しみます。

お互いの地域で知った情報を読解や作文のヒントに

志高塾の授業では、オンラインで参加している生徒が「先生、聞いてください」と話し始めた出来事に、教室にいる生徒が自然と耳を傾けることがあります。特に学年が近い生徒同士だと「そっちは今何時?」「日本より暑い?寒い」と初対面の生徒同士でも会話が始まることも珍しくありません。また、教室内での講師と生徒の何気ないやり取りを聞いて、画面越しに笑い声が聞こえてくることもあります。

こうしたやりとりは、一見すると授業の本筋から少し離れているように見えるかもしれません。しかし、子どもたちにとっては、自分とは異なる地域で暮らす同年代の考え方や日常に触れる貴重な機会です。ニュースや教科書だけでは知ることのできない各地域の「生きた情報」に触れることで、読解や作文にもより深みが生まれます。

現在、関西にある3つの教室に加えて、東南アジア、アメリカ、ヨーロッパなど、さまざまな地域で暮らす生徒が志高塾で学んでいます。地域を越えた交流は、子どもたちの視野を広げるきっかけになるはずです。

志高塾のオンライン授業の特徴

志高塾が初めてオンライン授業を開始したのは10年以上前、当時通塾していた生徒が、中国へ引っ越すことになったことがきっかけでした。それ以来国内外問わず、さまざまな地域の生徒に対応し、現在ではシンガポールやアメリカ、フランス、ベトナムなどに住む生徒を指導しています。

授業は、オンライン会議ツールの『Zoom』を用いて、1つのルームに対して生徒と講師が1人ずつ入室するマンツーマン形式と、1つのルームに対して1人の講師と2人の生徒が入室する実際の教室と同じ授業形式があります。

【特徴1】教室の一員として参加できる

通常授業と同じ時間帯・形式の場合、オンライン授業で使用するパソコンは、教室内の机の一つに置かれています。これにより、講師とのマンツーマンではなく、あくまでクラスの一員として授業に参加することができ、教室の雰囲気やライブ感を味わえます。

また、講師一人に生徒二人という個別指導形式をとっているため、ローテーションで複数の講師とやりとりすることが可能です。複数の講師が見守ることで、生徒の現状をより正確に見極め、成長のために必要な対策を練ることができます。生徒自身も、様々な講師との対話を通して、多様な視点から物事を考える力を身につけられます。

【特徴2】顔と手元の二画面で細やかに指導

講師の仕事は、できあがった作文や解き終わった解答をただ添削、丸付けするだけにとどまりません。生徒が取り組んでいるときの様子や姿勢を見守り、どのように書き進めているのか、どこでつまずき、どれだけ深く考え抜いているのかを的確に掴む必要があります。

オンライン授業の場合でも、生徒側にはパソコンのカメラで自身の表情を映してもらうとともに、スマートフォン等のカメラを専用のスタンドに取りつけ、手元も同時に見えるようにしてもらうことで、教室の生徒と同じレベルで状況を把握できるようにしています。こうした環境が、生徒それぞれの課題や性格に合わせ、細やかに働きかけることにつながります。

【特徴3】マイクを切らないことで自然なやりとりに

基本的に双方がマイクを切らないため、作文を書いたり問題を解いたりしている時間も、教室と完全に切り離されてしまうことはありません。講師が指示を出すだけでなく、「書き上げました」「今、ここで苦戦しています」などと生徒自身が気軽に声をかけやすい環境なので、従来のオンライン授業のような一方通行の進め方ではない、双方向的なやりとりが可能です。

教室で他の生徒が交わしているやりとりも聞こえることがあるため、そこから思いがけない気づきや交流、化学反応が起こりうる点も、マンツーマンのオンライン授業にはないメリットです。教室の生徒や、同じ時間に授業を受けているオンラインの生徒とのかかわりを通して、現地だからこそ得られる情報や経験について互いに学び合うことも期待できます。

通塾生・親御様・卒業生の声

ここからは、志高塾のオンライン授業を受講している通塾生やその親御様、卒業生の声をご紹介します。実際に生徒が学んでいる内容や各ご家庭の様子を知るきっかけとして、ぜひ参考にしてください。

【アメリカ在住】Nさんの親御様

ニューヨーク在住、高校2年生の長女と中学1年生の長男がおり、現在、週に1回1時間半、リモートで受講しています。長女は2歳から、長男は生まれた時から海外で暮らしており、インターナショナルスクールや現地校に通ってきたため、日本語教育は家庭内での会話と現地の学習塾を中心に補ってきました。

志高塾通塾のきっかけは2年前の長女の高校受験でした。その後、長男は中学受験でもお世話になりました。二人とも帰国子女受験です。私自身周りに帰国子女の友人はいたものの、日本での教育しか経験した事がなかったため、当初は英語力を活かせる帰国子女受験であれば、数学・算数さえクリアできれば何とかなるだろうという甘い考えを持っていました。

しかし、実際に子どもの帰国子女受験を通じて私が感じたことは、帰国子女に求められる資質は、単に英語が話せることや、多様な文化を経験していることではないということでした。もちろん、英語の文法や語彙の知識は必要です。しかし、それらはあくまで考えを表現するための道具に過ぎません。

受験を通じて感じたのは、その道具を使って他者の考えや意図を正確に理解し、それを自分なりに咀嚼した上で、自らの論理として再構築し、相手に伝える力こそが本質的に問われているということでした。

そして、その力は読解問題、小論文、面接など受験のあらゆる場面で試されていました。英語・日本語を問わず、単純な正解・不正解では割り切れないテーマに対して、多様な立場や価値観を理解し、それぞれの視点から考察することが求められます。

また、相手が何を知りたいのかを的確に捉えた上で、自らの経験や考えを論理的に整理し、自分の言葉で表現することも必要とされます。

つまり、帰国子女受験で評価されるのは語学力そのものではなく、言語を通じて思考し、多角的に物事を捉え、自らの論理を構築し、それを他者に伝える力なのだと強く感じました。

さらに、これは私自身の仮説でもありますが、数学や算数のような一見「左脳的」と言われる分野であっても、その土台には強い言語力があるように思います。数式を操作して答えを導くことはできても、その過程で何が起きているのかを本質的に理解するためには、言葉による思考と論理の整理が欠かせません。

自分が何を理解し、どのように説明し、どのように応用するのか。その根底には言語力と論理力があり、両者は表裏一体の関係にあると感じています。

残念ながら、長女も長男も第一志望校から合格をいただくことはできませんでした。しかし、その経験を通じて本当に身につけるべき力とは何かを改めて考える機会を得ました。そして今は、受験や成績という視点だけでなく、その課題意識から再び志高塾にお世話になることを決めました。

目に見える成果がすぐに現れる類いのものではありませんが、物事を整理して考える力や、自分の考えを言葉にする力について、少しずつ基礎体力がついてきているように感じます。そのような力は一朝一夕で身につくものではなく、将来どのような進路を選ぶにしても必要となる土台だと思っています。

その中で志高塾は、単なる国語指導ではなく、双方向のコミュニケーションにより思考力・論理力・表現力を総合的に鍛える場として大きな役割を果たしてくださっています。

AIが急速に発展する時代だからこそ、知識や表面上の論理構築を身につける以上に、自分自身の経験に基づいて考え、自分の言葉で論理を組み立て、他者に伝える力が重要になると感じています。志高塾は、そのような時代に必要な本質的な力を育んでくれる貴重な学びの場です。

【卒業生(IB修了生)】Eくんの声

小学校3年生の頃、中学受験を見据えて志高塾に入りました。4年生から大手進学塾に通い始め本格的に受験勉強が始まったのですが、自分の確たる意思もなく半ば強制的にさせられていたため全く身が入らず、成績も伸びるどころかずるずると落ちていきました。

そこで、留学経験があった母の勧めもあり、受験を諦めて6年生になるときに地元の公立小学校からインターナショナルスクールへと転校しました。

そのタイミングで進学塾や家庭教師などはすべて辞めましたが、逆に志高塾は、時間ができたこともあり週1コマから2コマに増えました。結果、大学受験が終了するまで(カナダでの留学期間は除いて)お世話になりました。

当時「志高塾だけは続ける」ことを決断したのは小学生の僕ではなく母でしたが、小学生ながらに大きな違和感はありませんでした。もちろん塾なので、毎度「行きたくないな、面倒だな」と後ろ向きになっていたのですが、帰るときには案外楽しかったなと感じることが多かったことを記憶しています。

嫌々やらされていた受験勉強では教えられた通り機械的にいかに早く正確に答えを出すということを求められたのですが、志高塾では時間が掛っても良いので「自分の頭で考える」、「自分の言葉で伝える」ことが徹底されていました

中学受験を想定した読解の選択問題を例に挙げると、大手進学塾では答えが合っているかどうかだけが重視されるのですが、志高塾では丸付けの際、正解かどうかを教えられる前に、自分が選んだもの以外の選択肢がなぜ削れるのかを感覚ではなく論理的に説明することを求められました。

仮に答えは合っていても、その説明が不十分であれば評価してもらえません。また、中学・高校と学年が上がるにつれて自分の意見を書く作文をする機会が増え、先生方だけではなく、同じ空間にいた同じような学年の生徒達との自然発生的な議論には大いに刺激を受けました。

こういった志高塾で培った思考力や記述力はIBの試験や論文においても大いに役立ちました。IBは6教科(選択制)のカリキュラムで、私は国語、英語、数学、物理、生物、経済を履修していました。

数学、物理、生物といった理系科目は日本の一般的な大学受験の履修範囲と内容も非常に類似しているのですが、特に国語や英語といった文系科目はもっぱら記述方式で、ルーブリックに従って文学作品の解釈や分析、論理性などを試験官に評価される方式をとっています。

また、外部試験とは別に、すべての教科において自身の興味のある内容についてリサーチクエスチョンを立てて研究を行い、論文を書かなければならないなど、論理的に書くことを求められる機会は非常に多いです。

一般的な日本の試験と比べると独特なIBのプログラムですが、志高塾で国語力の礎を築いていただき、その上で論理的に物事を考える癖がついていたことから、特に国語では表現や論述に困ることなく、文学の分析技法や評価項目に合わせた文章構成を習得することに集中できたと感じています。

同様に最終試験での記述が求められる他の文系科目でも科目ごとの知識や技法などを学ぶ時間が多くとれたことはもちろんのこと、前述の論文の執筆に際しても膨大な量の文献から必要な情報を漁り、整理し、自分なりの意見を論理的に組み立てて行く、ということを抵抗なくできたことは大きなアドバンテージでした。

冒頭で述べた通り、元々は中学受験のために通い始めた志高塾ですが、IBの試験、大学生になってからのレポート、それに加えて日常生活において人との円滑なコミュニケーションを取る上でも役立っていると感じるときがあります。

【シンガポール在住・通塾生】Tさん

英語での日常のコミュニケーションでは、思っていることをすぐに伝えることができます。日本語の場合でも相手の話していることの意味は理解できますが、複雑なことを説明するにはとても時間がかかります。

思考していることがそのままに言葉に出来ないもどかしさをまだ感じますが、志高塾のオンライン授業では双方向のやり取りを行うので、先生が自分の話をしっかり聞いてくれて「こういうことが言いたい?」などと確認し、それにふさわしい言葉を時には紹介してもらいながら表現できます。それによって思考を深めていくことが可能です。

私の両親は中国語話者であるので、後からでも中国語の勉強には追い付けるであろうという判断のもとで第二言語として日本語を選択しました。友達や母との会話では日本語が使えなくても英語に切り替えることが可能で、日常のコミュニケーションでは速さが優先されます。

しかし、志高塾のオンライン授業では自分自身で言葉を使うことが求められ、それは難しいことですが、やるからこそ自信に繋がります。話すことよりも書くことに難しさを感じるので、授業を通して実際に文章にしていくことは、現在の自分にとって、とても大事なトレーニングになっています。

その他のご家庭からいただいたコメントについて

上記に加えて、フランス、ベトナム在住の親御様やイギリスの寄宿学校へ転入予定の生徒の親御様、アメリカ在住の通塾生からのコメントを下記の記事にてご紹介しております。ぜひこちらもあわせてご覧ください。

無料体験授業ではご家庭に合った指導方針をご提案

志高塾では、時期を問わず、90分間の無料体験授業を実施しております。

無料体験授業・面談の流れ

●お子さま:
入塾後に最初に取り組む「要約作文」に挑戦していただきます。

●保護者の方:
現在抱えられている学習のお悩みや、今後の進路・学習方針についてじっくりとお話を伺います。

●お忙しい方や、まずはお話だけ聞きたい方:
お子さまのご参加が難しい場合でも、保護者の方のみの「無料個別面談(約30分間)」を承っております。当塾代表の松蔭がお悩みを伺い、ご家庭に合わせた指導方針をご提案いたします。

ご希望の方は、以下のボタンよりお気軽にお申し込みください。

代表からのメッセージ

帰国子女のお子さまにとって、英語を日常的に使うことやグローバルな視点に触れられる環境は大きな財産です。しかし同時に、将来の選択肢を本当の意味で広げていくためには、母語となる1つの言語で深く考え、それを自分の言葉で表現する力が欠かせません。

野球に例えるならば、最終的に150kmのボールを打てるようになることを目指す場合、多くの塾では「その速さに慣れればできるようになる」という考えのもと、それに近い140km程度の速さのボールを数多く打つことを繰り返します。

しかし、その特訓は成長途中の身体に過度な負担がかかるため、万が一の場合怪我につながるかもしれません。ここでの「怪我」とは、勉強に話を戻すと成績が下がることではなく「物事を表面的にしか捉えられなくなること」を指します。

一方で当塾は「その子にその時点で備わっている実力」を見た上で、まずは100km、時には80kmのスピードのものを、一球一球大事に練習をさせます。その子にとって最も力を発揮できるフォームを固めてから徐々に球速を上げて行くことで、やがて150kmの球が来てもきちんと打ち返せるようになるのです。

その経験を重ねた先で、日本人としてのアイデンティティや日本の文化を1つの物事の見方にしながらも、人種や年齢を問わず目の前の相手と深く関わっていけるような人になってほしいと願っています。

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