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【9月セミナー開催レポート】あと数点アップする!帰国生中学入試のための駆け込みセミナー〜ラストスパートでおさえるべき3つのポイント!〜

本記事では、名門会オンラインによる帰国生中学入試の直前期対策についてご紹介いたします。

試験そのものへの具体的な問題演習などの対策のほか、保護者の方のサポートまで必要なポイントを押さえて解説いたします。

登壇者プロフィール

今回は名門会オンラインの早坂仁氏にご講演いただきました。

早坂氏は、「プロ教師による完全1対1個別指導」という名門会のハイクオリティな指導をオンラインで実現する「名門会オンライン」に草創期から携わっています。

現在も成長を続けるオンライン事業を最前線で牽引し、国内外の受験生がどこにいても最適な学習環境で志望校合格を目指せる仕組みを築いています。

必見!直前期の入試準備のポイント

入試まで日程が迫ってきましたが、親御様の中には「これからまだ点数が上がりますか?志望校をあきらめなくてもよいでしょうか?」、「本番でプレッシャーを感じずに力を出すためにやるべきことは何でしょうか?」、「親ができることは何でしょうか?」など、不安をお持ちの方もいるかもしれません。

今回のセミナーでは、①志望校を諦めずに得点アップさせるための学習②試験本番で力を発揮するための方法③家庭でできるサポートについてご紹介いたします。

志望校を諦めずに得点アップさせるための学習

入試が近づいてきて、志望校に本当に合格できるのか不安になる方もいるかもしれません。志望校を諦めずに得点をアップするには、あるひとつの考え方がとても重要になります。この考え方に沿って勉強を進めることで得点アップにつながるかもしれません。

直前期の勉強として大事な考え方とは?

この入試直前期の勉強に大事な考え方とは、やらないことを「やらない」と決める覚悟です。

各学校の頻出問題に絞った勉強をするという考え方の人もいますが、お子様がそれを解けるかどうかが重要な観点になるため、頻出問題の対策が必ずしも功を奏すとは限りません。まずは、取捨選択する覚悟が大事なのです。

直前期に算数を受講開始した生徒の事例「問題の取捨選択」

たとえば、直前期に算数を名門会で受講された生徒さんの事例です。

この方は算数がとても苦手だったため、名門会の講師や教務社員とともに方針を話し合い、頻出分野に絞った学習をする方針となりました。やみくもに過去問を解くのではなく、問題傾向を把握することに注力しました。

すると、この方が志望していた学校は出題分野の偏り(図形問題が少なく割合の問題が多いなど)があることがわかりました。まずは、これらの頻出分野を演習しました。

その上でやらないことを「やらない」と決めました。この方の志望していた学校は、大問1は計算問題が5問、大問2~6は各3問、合計20問で合格ラインは7割でした。大問1は計算問題のため、毎日専用の問題集を解くことで精度を上げました。大問2~6の3問目は算数が苦手な子にとっては時間がかかりすぎるため、一切手をつけないという方針となりました。

これらの取捨選択を徹底した結果、試験で力を発揮することができ、最初は合格が難しいと言われていた中学校に合格することができました。

このように、生徒に合った指導ができるのも個別指導の強みです。

入試まで3か月弱での難関校国語対策の事例

次に大手塾に「志望校には受からない」と言われて受験間近の10月に転塾してきた難関校国語対策の事例です。

この方は千葉県の御三家である東邦大東邦中を志望していました。この学校の国語の問題の特徴はすべての問題が選択式という点です。

この方は当初は他塾で、問題文を精読するように指導されていたようですが、こちらでは時間をかけすぎずに正しく文章を読めるようにすることに注力しました。生徒が講師の目の前で解答することでどこで読み詰まったのかなどを確認することができ、タイムリーで的確に読解テクニックを伝えることができました。その結果、講師と同じ思考プロセスで読解できるようになりました。

合計15年分以上の過去問を演習したことで、解答力も身につき、結果、試験でも力を発揮できて見事合格を勝ち取りました。

直前期、帰国子女入試の英語について

海外の学校では文法のミスはそれほど重視されない傾向にありますが、日本の入試では異なります。文法のミスを軽視せずに対策をすることが重要です。

文法のミスを軽視しない

試験で今ある力を最大限に発揮できる状態にするためにも文法のミスを軽視しないようにしましょう。以下は、よくあるミスをまとめたものですので、自分自身でもこれと類似するようなミスがないか点検してみましょう。

項目 正しい表現 よくあるミス
関係代名詞 The book that I read The book what I read
複数形 Many reasons Many reason
動詞時制 I have learned a lot. I learned a lot.(曖昧)

自分の「型」を固める

本番で文章の構成に迷わないためにも、テンプレートを作成してみましょう。

英語のエッセイはIntroduction、Body、Conclusionという3部構成を意識し、それぞれのテンプレートを作ってみましょう。

【エッセイのテンプレート例】

Introduction:
・I believe that [主張]
・There are two reasons for this.
Body:
・First, [理由①+説明+具体例].
・Second. [理由②+説明+具体例]
Conclusion:
・Therefore, I think that [主張の繰り返し].

直前期の作文

直前期の作文対策としては、原稿用紙を正しく使うことや、話題の引き出しを増やすことなどが有効です。

原稿用紙を正しく使うこと

作文対策の大前提として、原稿用紙を正しく使用しましょう。次の2点を中心に確認しましょう。

①原稿用紙の使い方

  • 学校によっては使用ルールを守らないことで減点対象となります。
  • 句読点は小文字、カギかっこの位置にも注意しましょう。
  • 字数制限、縦書き、横書きなど学校の様式に合わせた練習を行いましょう。

②文章表現

  • 正しい漢字・送り仮名を意識しましょう。
  • 見直す際には自分で声に出して読んでみましょう。一文一文書いたら音読することが大事です。

➡すべて書きあげてから読み直すと、作文の場合は修正が難しくなります。また、慣れてきたら本番を想定して黙読での見直しに切り替えましょう。

得点アップのテクニック

直前期の得点アップのテクニックとしては、話題の引き出しを多くもつ「複利作戦」が有効です。上の図のように過去に頻出トレンドのあったテーマに取り組み、そのキーワードを組み合わせて最近のトレンドのテーマの答えが導き出せるようにしておくと良いでしょう。やればやるほど書くことに困らなくなります。

直前期の面接準備のポイント

面接は帰国生中学入試の場合、ほとんどの学校で課されます。面接試験では正解はなく、堂々と意見が言えるかどうかが重要視されています。また、学校側も帰国生には日本で育った生徒へ刺激を与えてほしいという視点で受験生をみています。以下のポイントに沿って面接を準備してみましょう。

①成功の秘訣は、話題の引き出しを多く持つこと
・一問一答集を作り、保護者と質疑応答の練習をしましょう。
②面接において間違いはありません、堂々と答えましょう
・明るく笑顔で自分の意見をはっきり伝えましょう。
・学校側は「意見を言える力」を評価しています。
③声に出して練習しましょう
・心の中で唱えるのと、声に出すのでは全く異なります。
・言葉が出ない経験こそが上達への第一歩となるでしょう。

作文と面接のまとめ

作文と面接においても対策に時間をかけるかどうかを見極めることが大事で、やるべきこととやらないことを決めることが重要です。学校によっては面接をそこまで重視しないこともあるので、志望校がどのタイプなのかを見極める必要があります。

試験本番で力を発揮するための方法

試験本番で力を発揮するために、緊張の種類を把握することや過去問演習方法などがポイントとなってきます。

緊張するのは◯

試験で緊張すること自体は悪いことではなく、よくあることですが、緊張にも種類があるためそれを見極めることが大事です。

①力を発揮できる緊張
準備をやりきり、あとは本番でやるだけだという状態
②力を発揮できない緊張
準備不足や失敗イメージが原因で起こる状態

後者は練習量の不足によって生じますので練習量を増やすことで防ぐことができます。

直前期の過去問演習方法として有効なものは?

直前期の過去問演習方法としては、本番と同じ試験時間で解くことが重要です。休みの日は試験時間と全く同じ時間帯で解いてみることが大事で、平日であっても学校から帰宅後に同じ試験時間・休憩時間で実践してみましょう。

このようにすることで、本番で力を発揮するための練習になり教科間の頭の切替えの習慣をつける効果があります。

本番までに実践できること

本番に力を発揮するためには、試験そのものの対策以外にも知っておくべきポイントがあります。

①試験会場までのルートを事前に確認し、実際の試験時間と交通手段で下見に行きましょう。
②休憩時間に「これだけは確認する」というメモを用意しておきましょう。
③普段使っている教材をお守り代わりに持って行きましょう。
④最低限の教材を持ちましょう。
⑤厚めの服装で行きましょう。
⑥精神的に落ち着くグッズ(キーホルダー、タオル、チョコなど)があれば持参しましょう。

家庭でできるサポート

受験間近となると、ご家庭でも少しでもお子様のサポートをしたいと熱心になる親御さんもいることでしょう。ご家庭での望ましいサポートとは何なのか、みていきましょう。

保護者の「言葉」の影響

受験においては、保護者の方の「言葉」は非常に大きな影響を与えます。悪い言葉がけが続くと、結果もそのようになってしまいますし、良い言葉がけがあれば、それもその通りの結果になることが多いのです。具体的なサポートよりもお子様への声掛けが重要な要素となります。

ピグマリオン効果

皆さんは、ピグマリオン効果をご存じでしょうか。ピグマリオン効果とは、人は関わる人が期待した通りの人になるということです。たとえば、「あなたは本番に弱い」と繰り返し言うとその人が本当に本番に弱い子になっていくというようなことです。そのため、保護者の方の声掛けが非常に大事なのです。

お子様の目線から 親にされて嫌だったこと嬉しかったこと

嫌だったこと 嬉しかったこと
①他の子どもや兄弟との比較 ①つらいとき話を聞いてくれた
②否定的な発言 ②勉強中、差し入れをしてくれた
③受験に関して親が言い争い ③合格を信じてくれた

嬉しかったことにあるように、受験期にすべきサポートは決して難しいことではなく、話に耳を傾けたり、ちょっとした労いがあり、そして一緒に合格を信じることです。特別なことをするよりも”ただ寄り添う”ことが大事であるということです。

まとめ

ここまで、中学受験はお子様本人の具体的な受験対策や、保護者の方の声掛けについてお話してきました。中学受験は半分親の受験と言われることがありますが、親御さんも緊張や不安を抱え込まず、ぜひ名門会へご相談ください。

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