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2025年版イギリス留学の魅力!イギリス留学の種類・準備・手続きなどを徹底解説!

「グローバル化」と言われる今、英語力だけでなく多様な文化を体験することが大切です。この記事では、2025年版の最新情報に基づき、イギリス留学に関する魅力や準備、手続きのポイントを徹底解説します。

イギリス留学の魅力

なぜ今イギリス留学が注目されているのか

イギリスは英語の本場であり、世界的にも教育水準が高い国として知られています。さらに伝統ある大学やインターナショナルスクールが多く、さまざまな分野で最先端の研究・教育に触れられる点が大きな魅力です。語学力を身につけたい人だけでなく、専門的な分野でキャリアを築きたい人にとっても、イギリスは多様な学習機会を提供しています。

また、近年イギリスでは留学生に対する受け入れ体制が整備されており、特に大学院レベルや研究機関では世界中から才能ある学生を集めるための奨学金や助成制度が充実しています。

さらに2021年以降導入された「Graduate Route」によって、イギリスで学位を取得した留学生は卒業後最長2年間(博士課程修了者は3年間)滞在できる制度も始まりました。これにより学びを活かし、現地での就労経験を積むことが可能になり、将来的なキャリア形成にも役立ちます。2025年時点でも依然としてこの傾向は続き、特にアジア圏からの留学生受け入れを強化する大学も増えています。

多文化環境で学べるだけでなく、留学後の就職や転職にも直結しやすいという点で、今まさにイギリス留学が注目されているといえるでしょう。

自分に合った留学の期間は?

短期・長期・進学の違い

イギリス留学と一口にいっても、その期間や目的によって大きく異なります。短期留学は1週間〜3か月程度のものが多く、語学研修やサマーコースでの文化体験が主な目的になります。比較的気軽に参加できる反面、深い学びや専門分野の履修までは難しいことが多いです。

一方、長期留学は6か月以上〜数年にわたる留学を指し、通常は大学や大学院、高校への正規留学などが該当します。専門的な分野をしっかり学ぶことができ、資格取得や学位取得を目指せるのが特徴です。滞在期間が長い分、ビザの取得や生活費などの事前準備が必要になりますが、その分得られる語学力や専門知識のレベルは大きく向上します。

さらに進学を目的とした留学では、「大学進学」や「大学院進学」など、具体的に学位を取得することを視野に入れる形が一般的です。大学留学は学士号を、大学院留学では修士・博士号を取得でき、海外の学位がキャリアアップに大きく役立つことも期待できます。特に受験対策や入学要件をクリアするためには計画的な準備が必要ですが、その分、得られる成果と経験値は代え難いものになるでしょう。

高校留学 vs. 大学留学:どんな違いがある?

高校留学

イギリスの高校留学では、一般に14〜16歳(Year 10〜11)や16〜18歳(Sixth Form)での受け入れが多く、GCSE(中等教育修了証明)やA-level(大学進学資格)を取得することが可能です。イギリスの高校では、少人数制クラスを導入している学校もあり、一人ひとりに合わせた学習指導やキャリアカウンセリングを受けやすい点が魅力です。

日本の高校受験と異なり、イギリスの高校入学にあたっては英語力と学力証明が重視されます。英語力証明としてIELTS(アカデミック・モジュール)が求められることも多く、一定スコアを出願時に提出しなければならない場合があります。高校留学のメリットとしては、より若い段階で国際感覚を身につけられることや、そのままイギリスの大学進学にスムーズにつなげやすい点が挙げられます。

大学留学

イギリスの大学留学といえば、オックスフォード大学やケンブリッジ大学、ロンドン大学群(UCL、KCL、LSEなど)をはじめ、世界的に有名な高等教育機関が多数あります。学部課程は3年制が一般的ですが、一部の学科(医学など)では4〜6年かかるコースもあり、インターンシップや海外プログラムが組み込まれている場合もあります。

大学に出願する場合、多くの学生はUCAS(Universities and Colleges Admissions Service)を通じて手続きを行います。日本の大学受験のように一括試験はなく、高校の成績やIELTSなどの語学試験のスコア、志望動機書(Personal Statement)など総合的に判断されます。大学によっては推薦状や面接を重視することもあるため、早めに準備を開始することが重要です。

卒業後は、前述のGraduate Routeを活用して現地で就労経験を積む道も開いており、グローバル企業への就職や大学院進学につなげることが可能です。学習環境だけでなく、卒業後のキャリアサポートも充実している点がイギリス大学留学の大きな魅力となっています。

イギリスの教育システムと学校選びのポイント

イギリスの教育システム概要

イギリスの教育制度は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各地域で若干の違いがありますが、基本的には以下のような流れになります。

▪Primary education(小学校)
5〜11歳
▪Secondary education(中等教育)
11〜16歳 GCSE(General Certificate of Secondary Education)を受験
▪Further education(16〜18歳)
カレッジやシックスフォームでA-level、国際バカロレア (International Baccalaureate)などを学ぶ
▪Higher education(高等教育)
大学(Undergraduate 3〜4年)→ 大学院(Postgraduate, 修士・博士課程)

スコットランドなどでは教育年数や資格名称が多少異なりますが、基本的には中等教育修了後に進学資格(A-levelやIBなど)を取得し、それをもとに大学へ進学する流れが一般的です。

<もっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください>

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学校選びの基準

学校選びのポイントとしては、学習する分野や学位のレベル、そして自分の将来ビジョンに合ったプログラムを提供しているかどうかが最も重要です。ランキングや就職実績、研究実績、学費、奨学金制度も検討材料となります。

1.学部・専攻の評判
大学全体のランキングだけでなく、自分の専攻分野の学科評価を調べる。

2.立地・環境
ロンドンなど都市部を選ぶか、郊外や地方都市を選ぶかで生活費や学習環境が変わる。

3.留学生サポート体制
留学生向けのオリエンテーション、英語サポート、メンタルヘルスケアが充実しているか。

4.奨学金・学費補助
大学独自の奨学金や政府系奨学金、さらに日本政府や外部団体の奨学金も併せて確認。

これらを総合的に判断し、学校見学(オープンデイ)やオンライン説明会、在学中の留学生の声なども参考にするとより良いでしょう。

大学以外の選択肢

イギリスには大学以外にも多彩な教育機関が存在します。たとえば、Further Education Collegeでは職業訓練や専門教育プログラムが充実しており、美術・デザイン、ホスピタリティ、ビジネスなど実践的な技能を身につけることが可能です。

また、語学学校では集中的に英語を学べるプログラムがあり、初心者向けから上級者向けまで幅広いコースが用意されています。進学準備としてのファウンデーションコース(大学進学準備コース)を提供している学校も多く、日本の高校留学や大学受験を経ずにイギリス大学に進む場合に利用されることが多いです。

留学に必要な手続き・準備

ビザの種類と取得方法

イギリスで6か月を超える長期留学を行う場合、主にStudent Visaを取得する必要があります。一方、6か月以内の短期留学であればShort-term Student Visaを利用するケースもあります。2025年時点でも大きな枠組みは変わらない見込みですが、最新情報は常に公式サイト(GOV.UK)で確認しましょう。

ビザを申請するには、学校のCAS(Confirmation of Acceptance for Studies)、十分な資金証明(学費+生活費)、語学力証明、TBテスト(結核検査証明)などが必要です。オンライン申請フォームに必要事項を入力し、ビザ申請センターで生体認証を行います。審査期間は数週間程度かかることもあるため、渡航予定の少なくとも3か月以上前には準備を始めるのが望ましいです。

出願手続きのステップ

大学や大学院に出願する際は、以下の手順が一般的です。

1.プログラム・学校の選定:学部、学科、コース内容を比較検討
2.UCASや大学独自の出願ポータルに登録:個人情報や学歴情報を入力
3.必要書類の準備
 a.高校・大学の成績証明書
 b.語学力証明(IELTSなど)
 c.推薦状(reference)
 d.志望動機書(personal statement)
4.出願料の支払い:UCAS経由の場合は一括で支払う
5.オファー(合格通知)を受け取る:Conditional(条件付き合格)またはUnconditional(条件なし合格)
6.条件付き合格の場合は条件クリアを目指す:語学スコアや成績要件を満たす
7.合格確定後、入学手続きを進める:CASを受け取り、ビザ申請へ

大学によって異なる部分もありますが、基本的な流れはこの通りです。受験期が複数回設定されている大学もあるため、必ず志望する大学の最新情報を確認しましょう。

語学力証明

イギリス留学では、ほとんどの教育機関が入学要件として英語力証明を求めます。代表的なテストとしてはIELTS Academicが挙げられ、大学によってはTOEFLやPTE Academicでも対応可能な場合があります。一般的には6.0以上のスコアが目安とされます。

ただし、医学系や法律系など一部の専門分野ではさらに高いスコアを要求されることがあります。英語力に自信がない場合は、語学学校でのプレセッショナルコースやファウンデーションコースを検討するのも一つの方法です。

イギリスでの生活は?

滞在先の種類

留学生が選ぶ主な滞在先としては、以下の3種類があります。

1.大学寮(Halls of Residence)
大学が運営するため比較的安全で、食事付きのプランも選択可能。初めての海外生活には安心感がある。

2.ホームステイ
現地の家庭に滞在し、イギリス文化や生活習慣を肌で感じられる。英語漬けの環境を希望する人におすすめ。

3.民間のフラット/シェアハウス
学生同士や友人と共同生活。大学寮よりも安く済む場合もあるが、自炊・光熱費などの管理が必要。

どの滞在方法を選ぶかは、予算や希望する生活スタイル、学習環境によって変わります。大学寮は人気が高いため、申し込みが早期に締め切られる場合もあり、タイミングを逃さないよう注意が必要です。

 生活費の目安

現地での生活費についても気になるところですね。以下は、扶養家族なしで英国に滞在する留学生を対象とした費用の目安です。(参考:BRITISH COUNCIL)イギリス国内でもロンドンとその他地域では物価差がみられ、留学希望地域によって費用負担額に違いがでてくることがわかります。

【家賃・宿泊費】

学生寮(光熱費込みの場合)
▪ ロンドン:月額約£848
▪ その他の地域:月額約£664
※こちらはシングルルームを基準としています。

宿泊施設の部屋(光熱費等なしの場合)
▪ ロンドン:月額約£750
▪ その他の地域:月額約£554

【家計費(光熱費・通信費等)】

▪ ロンドン:月額約£140
▪ その他の地域:月額約£80

【食料品】

▪ ロンドン:月額約£155
▪ その他の地域:月額約£116

【交際費(外食、カフェ、バーなど)】

▪ ロンドン:月額約£150
例:レストランでの食事は平均約£16、テイクアウトコーヒーは約£2.69

▪ その他の地域:月額約£80
例:レストランでの食事は平均約£15、テイクアウトコーヒーは約£2.50

【公共交通機関】

▪ ロンドン:月額約£103
▪ その他の地域:月額約£54

【携帯電話】

ロンドン・その他の地域ともに、SIMのみのプランで月額約£18

昨今の為替状況も考えると、東京よりもさらに高い生活費負担が見込まれます。ただし、大学や学生寮では、無料または非常に安価な宿泊オプションが用意されている場合もありますので、各校の情報を十分にチェックし、最新情報を見つけることをおすすめします。

また、ビザ申請時にはImmigration Health Surcharge (IHS)として健康保険料を支払う必要があります。留学を計画する際は、上記費用に加えて学費も考慮し、十分な予算を確保しましょう。

留学中の学習・キャリアサポート

アカデミックサポート

イギリスの大学やカレッジでは、留学生向けの学習サポートが充実しています。アカデミックスキルを補うためのライティングセンターやチュータリング制度などが代表的です。英語での論文執筆やプレゼンテーションの仕方、文献検索の方法など、学術的なスキルを身につける機会が多く提供されます。

また、担当教員(Academic Tutor)が定期的に面談を行い、学習の進捗や課題に対するアドバイスを行う大学も多いです。図書館やオンラインデータベースの利用方法なども、オリエンテーションやスキルアップ講座で学ぶことができます。サポートについても常に変動があるため、必ず大学の公式情報を確認するようにしましょう。

キャリア支援

多くの大学にキャリアサービスがあり、就職活動やインターンシップ探しをサポートしています。履歴書の書き方、面接対策、ネットワーキングイベントの情報など、多岐にわたる支援を受けることができます。大企業のリクルーターが大学のキャンパスに来て説明会を行う「Careers Fair」も定期的に開催されるため、就職活動のチャンスを広げやすい環境です。

留学生向けのプログラムとしては、企業とのコラボレーションによるPlacement Year(就業体験を含む1年間の休学プログラム)を導入している大学もあります。インターンシップやアルバイトを通じて、実務経験を積みながら学費や生活費を賄う留学生も増えています。

帰国後・現地就職

留学後の進路としては、現地での就職と日本への帰国の2つが大きな選択肢となります。イギリスでは先述のGraduate Routeにより、学位取得後に2年間(博士号取得者は3年間)の就労・就職活動が認められているため、現地企業への採用を狙うことも現実的です。ITや金融、コンサルティングなどは特に留学生を積極的に採用する企業が多い傾向にあります。

一方、日本に帰国した場合でも、海外大学の学位や英語力、国際的なネットワークは大きなアドバンテージとなります。グローバル企業だけでなく、日系企業でも海外志向・海外事業の拡大を見据えて留学経験者を高く評価することが増えており、キャリアアップにつなげやすい環境が整ってきています。

イギリス留学への一歩を踏み出そう

2025年版の最新情報を踏まえて、イギリス留学は語学力向上だけでなく、グローバルな視野や国際的なキャリア形成の大きな糧となります。高校留学から大学留学、短期留学から大学院進学まで、多様なプランが用意されているため、自分の目標やライフステージに合わせて最適な方法を選ぶことができます。

ただし、ビザ取得や受験、語学力証明など準備すべき事項は多岐にわたります。早めに情報収集を始め、信頼できる一次情報(英国政府の公式サイトや大学の公式サイトなど)をもとに計画を立てることが、イギリス留学成功への近道です。新しい環境での学びは、大変なことも多い反面、大きな成長と人生の転機をもたらしてくれるでしょう。あなたもぜひ、イギリス留学への一歩を踏み出してみてください。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。


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