【帰国生と一般生が共に学ぶ】東京女学館中学校・高等学校の国際学級で世界を舞台に活躍できる女性へ成長
東京女学館中学校・高等学校は、21世紀のグローバル社会を見据えて2004年に国際学級を開設しました。国際学級は今年、20周年を迎えます。今回は、他にはない世界に目を向けた教育を展開する東京女学館中学校・高等学校をご紹介いたします。
東京女学館中学校・高等学校とは?
東京女学館中学校・高等学校は、1888年に創立され、今年で136周年を迎えます。教育目標は「高い品性を備え、人と社会に貢献する女性の育成」です。創立以来揺らぐことなく「人」を育てることを大切にし、日本の伝統文化を尊びながら世界に目を向けた教育に力を注いでいます。そして、21世紀のグローバル社会を見据えて2004年に誕生した国際学級は、今年20周年を迎えます。豊かな教養を備え、国際社会で広く活躍できる女性を育成しています。
東京女学館中学校・高等学校の国際学級とは?
◆国際学級の特徴
東京女学館中学校・高等学校の国際学級は、帰国生だけのクラスではないことが特徴です。海外帰国生と国内小学校出身の生徒が共に学び、英語資格や海外経験のない一般生も受験可能です。帰国生の出身国は約15か国で、英語圏以外の生徒も在籍しています。一般生は帰国生と同じレベルの英語力を目指し、帰国生はさらに高い英語スキルを磨きます。生徒たちはお互いを尊重し、切磋琢磨しながら学校生活を送っています。また、6年間クラス替えがないため、深い絆が育まれます。かけがえのない友人は、卒業後もお互いを支え合う大切な存在です。卒業後は国内大学とともに海外大学進学も視野に入れた教育を提供しています。
◆国際学級のカリキュラム
国際学級では、英語圏の現地校を模したLanguage Artsの授業を導入し、英語教育と異文化理解に特化したカリキュラムを展開しています。現地校に近い学習環境で学ぶことができます。中学2年生では英詩(ネイティブの詩人によるワークショップを含む)、中学3年生では英語劇「Romeo and Juliet」、高校2年生では模擬国連など多様なプログラムを通じて、英語での表現力や論理的思考力、根拠を述べる力を養っています。
英語の授業は英語の経験に応じて中学では3つのクラス、高校では2つのクラスに分かれ、中学で最上級のクラスは英検準1級レベル、高校の上級クラスは英検1級レベルです。美術の授業も英語で行われます。また、海外研修や世界各国の姉妹校との交流もさかんです。日本の文化を発信できる力や、対話を通して相手を理解しようとする姿勢を育みます。
2024年8月30日から9月4日、国際学級の高校1年生と2年生がタイ・バンコクで開催されたThe World Scholar’s Cup 2024 Global Roundに参加し、11月にアメリカ・イェール大学で行われるTournament Of Championsへの出場権を獲得しました。この成果は、国際学級の生徒たちの高い英語力を示しています。
海外プログラムBLAST(ボストン・リーダーシップ研修)
国際学級の高校1年生では、夏休みに全員が参加する海外プログラムのBLAST(ボストン・リーダーシップ研修)があります。2024年のBLASTの様子を一部ご紹介します。
◆マサチューセッツ工科大学やハーバード大学を訪問
マサチューセッツ工科大学のキャンパスツアー参加やハーバード大学を訪問。現地の大学に通っている学生と話す機会もあり、海外の大学で学ぶことのイメージも広がります。
◆提携校やボストン美術館の訪問
提携校のDana Hall Schoolと全米有数の規模を持つボストン美術館を訪問。Dana Hall Schoolでは、日本の学校との違いやDana Hall School生との交流で刺激を受け、ボストン美術館ではアート作品を通じて米国の文化や歴史を学ぶ貴重な経験となります。
◆企業訪問
CICを企業訪問し、現地でお仕事をされている日本人女性にお話を伺います。実際に働いている方からお話を聞くことで、自分の将来の目標やどのような仕事があるのか、どのようなスキルが求められるのかを具体的に理解できます。この経験は、自分に合ったキャリアを考える手助けになります。
この他にもボランティア活動やゲストスピーカーの談話、Boston Tea Party Ships and Museum訪問、ニューヨークの国連本部訪問などアカデミックなプログラムで構成されており、BLAST参加後の生徒たちは大きく成長し、キャリア形成やモチベーション向上につなげています。
校内模擬国連
校内模擬国連は、授業の一環として国際学級の高校2年生全員が参加する行事です。生徒たちの発案で取り組みが始まりました。活動はすべて英語で行います。高校1年生から準備を始め、提携校のDana Hall Schoolのサポートや社会科の授業と連携し、生徒たちは各国の代表として本番に臨みます。
◆校内模擬国連と生徒の成長
模擬国連を通じて生徒たちは、英語で自分自身を表現するスキルに自信をつけていきます。さらに、英語で書くこと・話すこと・議論することについても自信が持てるようになっていきます。世界で起きていることにも目を向けるため、知識も広がります。生徒たちにとって、いま世界で起きていることに対して意見を持ち、英語で表現できることに気づくことのできる機会です。
◆生徒&先生に聞く!模擬国連の魅力!
・世界や日本のニュースに興味を持つようになった ・チームの目指す決議案作成のための情報共有やチームワークの大切さを知ることができた ・英語での会議が多いため、授業では補えない英語力が身につく ・自分たちで考え、主体性を持てるようになった ・世界中の学校と本校で模擬国連ができたら良い試みだと思っている |
タスマニア文化研修
タスマニア文化研修は、国際学級の中学3年生の希望者がオーストラリアのタスマニア州にある姉妹校Fahan Schoolで学ぶプログラムです。姉妹校のご家庭にホームステイをしながら、現地校で学校生活を送ります。実際に現地校の授業を受けることは、とても大きな刺激となり、新しい発見や学びの機会となります。
ホストファミリーとは日本食作りや折り紙で交流し、現地校では日本語の授業を受け、日本文化についてのプレゼンテーションを実施。博物館を訪れ、オーストラリアの歴史や日本にはない展示品を見学する機会もあります。このような国際交流を通じて、自国の文化を発信する力や多文化理解の姿勢が育まれます。
2025年度(令和7年度)入試情報
◆国際学級帰国生入試
<試験日> ・12/1(日)8:30集合(日本時間) <出願期間> ・11/5(火)0:00~11/30(土)16:00(日本時間) <試験科目> ・2科目 ①算数・英語、②算数・国語のいずれかを選択 ①算数 30分・50点/英語 30分・50点/面接(受験生本人のみ、日本語) ②算数 30分・50点/国語 30分・50点/面接(受験生本人のみ、日本語) ①を選択し、英検準2級以上取得の場合、希望により英語の試験を免除(英検準2級=40点、2級=45点、準1級以上=50点とする) 入試の注目ポイント①:英検準2級以上の証明書提出で英語の試験免除 入試の注目ポイント②:算数・国語・面接(日本語)と英語力を問われない受験が可能 <募集人数> ・18名 <受験会場> ・試験会場(国内) <合格発表> ・12/1(日)16:00(日本時間) |
◆2025年度(令和7年度)4月編入試験(中学第2学年)
<出願期間> ・2025/2/8(土)9:00~2/14(金)16:00(日本時間) <日時> ・2025/3/4(火)8:30集合(日本時間) <試験科目> ・英語・数学・国語 国語 30 分/50 点 数学 30 分/50 点 英語 30 分/50 点 面接(日本語、受験生本人のみ) 10 分 <募集人数> ・若干名 <受験会場> ・本校 <合格発表> ・2025/3/4(火)14:00(日本時間) |
東京女学館中学校・高等学校から世界に羽ばたく
東京女学館中学校・高等学校の国際学級での学びは、まさに世界に羽ばたく女性を目指していく6年間です。グローバルな環境で学びながら、英語力を磨きたいお子様も満足のいくプログラムです。時代のニーズをとらえた教育プログラム、そして多様性を育む東京女学館中学校・高等学校でぜひ、学びましょう。
学校情報
東京女学館中学校・高等学校 住所 :〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-7-16 最寄り駅: 山手線など「渋谷」 駅バス利用 山手線・日比谷線「恵比寿」 駅バス利用 日比谷線「広尾」駅 電話:03 3400 0867 WEBサイト |
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