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IB入試とは?IB入試を実施しているおすすめの国内大学やIB入試のメリット・デメリットについてもご紹介!

年々、海外で高い評価を得ているIBDP(IBディプロマ=国際バカロレアディプロマ)取得者対象の「IB入試」を実施する大学が増えています。その「IB入試」の詳細をご紹介します。

IB入試とは

IB入試とは、国際バカロレア(=IB:International Baccalaureate)の教育カリキュラムを修了した人に向けた入試制度です。IB入試では、国際バカロレアのスコアをもとに小論文や面接、書類選考などで選考を行う学校が多く、大学により異なります。IBを活用した入試形態は多い形態から「IB選抜」、「総合型選抜(旧AO入試)」、「学校推薦型入試」の順番となっています。

そもそもIBとは、スイスのジュネーブに本拠地を置く機関が提供する国際的な世界共通の教育カリキュラムです。国際バカロレア認定を受けている学校は世界159以上の国や地域で約5,600校(令和5年6月30日時点)となっており、IB教育を受けている生徒はあらゆる面において優秀な成績を収めている調査結果もあることから、世界的に著名な大学でも入学資格として認められています。

IBカリキュラムは年齢に応じてPYP(3〜12歳)、MYP(11〜16歳)、DP(16〜19歳)と分かれていますが、一般的に「IB入試」というと、高校生が対象のIBDP(16〜19歳)のことを指します。IBDPでは、所定のカリキュラムを2年間履修し、所定の成績を収めることで国際的に認められる大学入学資格が取得可能となります。(原則として言語は英語、フランス語またはスペイン語で実施)

日本と海外の大学における国際バカロレア資格の取扱いの違い

海外では国際バカロレア認定校の数も多いこともあり、海外の大学入学者選抜方法では、国際バカロレアのスコアが幅広く活用されています。イギリスの大学では、共通試験のスコアをIBスコアへ換算することを可能としています。また、アメリカでは共通試験や高校の成績の評価が一般的な選抜方法ですが、IBスコアはアイビーリーグなどのアメリカの一流大学においても選考材料として十分に受け入れられています。

こうした流れを受けて日本においてもIB修了者を適切に評価することの重要性を感じ、IB認定校やIB入試実施大学を普及促進しています。しかし今のところ認知度には地域差があり増加が緩やかなのが現状です。入試改革の一環として「推薦入試、AO入試、国際バカロレア入試などの拡大(入学定員の30%を目標)」を行うとしており、現在国内77の大学でIBを活用した大学入学者選抜が実施されています。(令和5年3月時点)

IB入試と帰国生入試の違い

IB入試と帰国生入試はそもそも出願できる条件が異なります。IB入試の場合、海外在住ではなくても日本国内のバカロレア認定校(一条校)でIB資格を取得していれば受験が可能という場合が多いです。

一方、基本的に帰国子女入試では海外在住経験が選考基準の焦点となり、IB資格を持っている、持っていないは受験資格で問われることはありません。もちろん、バカロレア資格があることは選考時に大きなアピールポイントになることは言うまでもありません。

海外在住のIB取得者であれば、帰国生入試、IB入試と同じ大学で2回の受験チャンスを得ることができる場合も考えられるでしょう。

IBスコアの最低基準または平均スコアは?

IBDP資格を取得するために必要な点数は45点満点中24点となっています。ちなみに直近の2022年11月の試験の平均点は30.99となっており、毎年30点前後が平均点になっています。

では、出願時にこのスコアは必要なのでしょうか?IB入試において、出願時にIBスコアの最低基準を設定している大学は少ないのが現状です。文部科学省の調べによると国立大学の出願時はIBスコアを必要とする入試が多くありますが、私立大学では不要のものが多いとのこと。

スコア設定のある15大学の総合成績スコア基準は下記の通りとなっています。

総合成績スコア基準(15大学中)※
・35〜39点(6大学)
・25〜29点(5大学)
・30〜34点(2大学)
・24点(1大学)
・40点以上(1大学)
 
大学間の平均値は31.9点

※文部科学省IB教育推進コンソーシアム事務局「令和3年度 国際バカロレア(IB)を活用した大学進学に関する調査(要約)」を参照。

また、もちろん取得できなければ入学はできませんが、IB取得予定(見込み)での出願も可能な大学もあります。

IB入試のメリット・デメリットは?

メリット デメリット
・倍率が低い
・共通テストが免除される
・志望する大学(学部)の受験回数が増える
・募集人数が少ない
・IB入試実施の大学(学部)の選択肢が少ない
・学校により選抜方法が異なるため、志望校対策が難しい

IB入試はAO入試に似たところがあり、テストの点数だけが選考基準ではないため、書類の準備や面接対策など一般入試よりも準備に時間がかかる傾向にあります。

IB入試を実施しているおすすめの国内大学

国際基督教大学

※詳細は必ず大学HPでご確認ください。2024年度の入試内容です。


<ユニヴァーサル・アドミッションズ English Language Based Admissions (April/September Entry)>
English Language Based Admissions (April / September Entry) は英語による書類選考です。9月入学については、出願期間が2回設けられています。

出願書類・Personal Statement
・Short Essay
・公式成績証明書/学期末レポート
・学校案内/成績表凡例
・SAT,ACT,IB等の統一試験のスコア
・英語能力証明書(IELTS または TOEFL)
(最低条件: IELTS 6.5またはTOEFL iBT 79)
・推薦状2通
など。書類は全て英語で用意すること。
出願
資格
当該国の学校教育における通常の12年以上の課程を修了した者および修了見込みの者、またはこれに準ずるもの。※詳細は当該年度のAdmissions Guideをご確認ください。
入試内容出願書類を総合的に審査し、合否を決定します。
2025年以降における変更はこちらの内容を参照ください。
出願時期
<2024年4月入学>
2023年10月2日~10月17日
<2024年9月入学>
第1期:2024年1月9日~1月22日
第2期:2024年2月19日~3月4日
募集人員ユニヴァーサル・アドミッションズ※全体で120名
※4月入学帰国生入学試験、English Language Based Admissions (April/September Entry)、 EJU(日本留学試験)利用選抜(4月/9月入学)

総合型選抜

IB資格取得者を対象に
入試を実施している学部
教養学部 アーツ・サイエンス学科
出願資格 ・本学を第1志望とし、本学への入学を強く望む者。合格した場合は本学へ入学することを確約できる者。
 ・2021年4月1日から2024年3月31日までに、国際バカロレア・ディプロマ(IB Diploma)取得(見込み)の者
・国際バカロレア・ディプロマ・プログラムにおいて「日本語 A」(HL・SL いずれか)を履修済み(または履修中)であること。
・これまで本学の総合型選抜に出願していない者。 など
入試内容 第一次選考:書類選考
・入学願書
・成績証明書
・ IB Diploma Final Grades または Predicted Grades
・推薦状2通
・課題論文(Extended Essay)の内容と成果(見込み)の要約
・ 学校内外における自己活動歴と自己分析
・英語の能力を証明する書類
など。

第二次選考:オンライン個人面接

出願時期  2023年9月1日〜9月12日
募集人員 総合選抜試験(英語外部試験利用、理数探究型、IB 認定校対象)より65名

法政大学

※2024年度の入試内容です。最終的な内容は必ず入学試験要項をご確認ください。

IB資格取得者を対象に
入試を実施している学部
・文学部(哲学科、日本文学科、英文学科)
・経済学部(経済学科、国際経済学科、現代ビジネス学科)
・人間環境学部(人間環境学科)
・キャリアデザイン学部(キャリアデザイン学科)
出願資格 ・志望する学部・学科で学ぶことを強く希望する者。
・国際バカロレア資格取得者(DP(ディプロマ・プログラム)でフルディプロマを取得済の者)。もしくは取得見込で見込点(predicted grades)が出願時に26ポイント以上の者(入学時までにフルディプロマの取得が必要)。 
入試内容  ・書類審査
 -入学志願書
 -調査書(成績証明書など)
 -国際バカロレア資格証明書
 以下の3点を出願時に提出すること。
 (a)国際バカロレア資格証書(IB Diploma)の写し
 (b)IB 最終試験6科目の成績評価証明書の写し
 (c)IB 最終試験6科目の成績評価証明書の本書
 ※国際バカロレア資格見込み者は下記
 (a)国際バカロレア資格の取得見込み証明書(任意様式)
 (b)「Predicted grades」もしくは「Anticipated grades」
 -志望理由書(自己推薦書)
 -英語による小論文(文学部哲学科のみ)

・面接(文学部英文学科は英語による口頭試験含む)
・筆記試験「小論文」文学部、経済学部はなし)
出願時期  ・人間環境学部・キャリアデザイン学部:
 2023年10月3日(火)~10月13日(金)

・文学部・経済学部:
 2023年11月7日(火)~11月17日(金)
募集人員 各学科、各学部若干名

 

立命館アジア太平洋大学

※詳細は必ず大学HPでご確認ください。2024年度(秋季募集含む)の入試内容です。

IB資格取得者を対象に
入試を実施している学部
・アジア太平洋学部(APS)
・国際経営学部(APM)
・サステイナビリティ観光学部(ST)
出願資格 ・出願学部に対する関心と学修意欲を十分に備えた者
・国際バカロレア(IB)資格を取得した者、または2024年3月31日まで(秋入学は2024年9月20日まで)に取得見込みの者。
・英語能力に関して、次の①~③のいずれかに該当する者
 ①TOEFLiBT:日本語基準出願者42点、英語基準出願者75点、実用英語技能検定:日本語基準出願者1980点、英語基準出願者2304点など英語能力の基準を満たす者。
 ②国際バカロレア(IB)のディプロマを英語で取得もしくは取得見込みの者。
 ③‌‌日本の中学校と高等学校の課程に相当する期間に受けた教育の原則全科目(言語教育科目を除く)を英語で受講した者や英語を母語とする者など十分な英語力を有していると本学が認めた者。
入試内容  ・第1次選考 出願書類による審査
 -志望理由書
 -国・地域の「大学入学資格試験・統一試験」成績評価証明書など
 -高等学校の調査書や成績証明書など
 -エッセイシート(日本語基準用)または Essay Sheet(英語基準用)
 -課題論文(EE:Extended Essay)
 - IB Predicted Grades
 ※日本語と英語以外の言語で書かれている場合は、日本語もしくは英語のサマリーを添付してください。

【主な評価のポイント】
出願書類をもとに、国際バカロレア課程における「知の理論(Theory of Knowledge)」の修得度、志望学部への興味や関心、入学後の学修などに対する意欲や熱意、記述の論理性や説得力などを評価します。

・第2次選考 個人面接
※面接は、日本語基準出願者は日本語、英語基準出願者は英語で行います。
出願時期 2024年4月入学募集
(第1次選考)2023年12月1日(金)~12月14日(木)
(第2次選考)2024年1月12日(金)~1月19日(金)

2024年秋入学募集
(第1次選考)
 第1回 2023年10月20日(金)〜2023年11月2日(木
 第2回 2024年3月8日(金)〜2024年3月21日(木)
(第2次選考)
 第1回 2023年11月24日(金)〜2023年12月1日(金)
 第2回 2024年4月19日(金)〜2024年4月26日(金)
募集人員 ・アジア太平洋学部(APS)5名(秋入学選考時は2名)
・国際経営学部(APM)5名(秋入学選考時は2名)
・サステイナビリティ観光学部(ST)5名(秋入学選考時は2名)

 

IB入試で重要視されるポイント

文部科学省によると、IB入試を大学入試で活用する目的は「グローバル人材への注力、多様性の確保」としています。さらにIBの教育カリキュラムによって培ってきた、主体性や課題解決などを含む、非認知能力を入学する学生の資質として期待すると示しています。人間的にどのような考え方をし、どのようにコミュニケーションをとるのか。そういったことが面接や書類、これまでの課外活動などを通して評価されることが多いようです。

IB入試を検討する場合は

文部科学省もIB普及に積極的なことや実際にIBの教育効果が高いことから、これからもIB入試は増加していくことが見込まれます。IB入試にはメリットもありますが、デメリットもありますので、ご自身の現在の居住地や学習環境に合わせてIB入試や別の入試形態も検討して大学受験に備えることが必要です。IB入試と共にAO入試や帰国生入試など多様な入試形態も念頭におきながら準備しましょう。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。

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