【2023年】帰国子女におすすめの海外で受講できる通信教育4選!

お子さんは海外生活が長くなると補習校に通っていたとしても、日本の義務教育や受験対策の学習をすることが難しくなります。また、日本語に接する時間も減るので、年相応の日本語力を維持することが大変になるケースもあります。そこで、帰国子女におすすめの日本の義務教育や受験対策を視野に入れた学習が海外からできる「通信教育」をご紹介します。
海外受講通信教育選びのポイント

海外の学校では日本の学校と学習進度が違うので、学習を進めていくと習ったことのない箇所が出てきます。また、習っていたことでも、それを日本語でどう答えたら良いのか分からないというパターンもあります。そんな日本教育とのギャップをサポートしてくれる、自分に合った通信教育を選ぶことが大切です。
◆授業スタイル
学年の枠を超えて、自分の苦手と向き合える「無学年学習」がおすすめです。学年ではなく学力に合わせることで、個人のペースや学力に合わせた学習が可能になり、勉強が得意な子は先に進んで勉強ができ、勉強に苦手意識がある子は時間をかけて理解することができます。
◆学習内容
学習内容は、帰国子女として日本へ戻った時に日本の教育にスムーズに移行できる学力レベルというのがポイントです。将来日本での受験を考えているのであれば、受験対策も視野に入れながら、通信教育を選びましょう。
◆カリキュラム
日本への帰国を考え、日本の全教科を学んでおくことで、転入後スムーズに日本の学習環境になじむことができます。
国語・算数・理科・社会といった基本教科の勉強に慣れたら、英語やプログラミングなどの学習もできる通信教育であると将来の選択肢がより広がります。
◆使用端末
紙テキストを使用しての学習は、海外までの送料がかなりかかってしまいます。さらに振り返り学習がしにくいのもマイナスポイントです。
多くの場合専用タブレットは海外発送不可なので、海外での受講には向いていません。初期費用も抑えられる、自宅のパソコンやタブレットを使用して学習する教材がおすすめです。
◆サポート体制
海外からの通信教育となると、日本の学習との違いや学習設計など、親子共々不安なことも多くなります。日々の学習に関してだけでなく、帰国後の学校相談なども気軽にできる講師のサポートがある通信教育だとさらに安心です。
子どもの希望校や学力に合わせた日本の最新の入試・学校情報を教えてもらえることも◎
海外受講通信教育のメリット
◆好きな時間・場所で学習できる
海外に住む帰国子女に対応した通信教育であれば、時間や場所にとらわれずに日本教育に沿った学習を受講することができます。海外にいながら日本の学習をしておくと、日本の学校への転入・進学が比較的スムーズになります。
◆学習の効率化
e-ラーニング教材が中心の通信教育は、AIを駆使し学習を効率化しています。常に自分に合った学習レベルで苦手・不得意項目を自動で判断して、繰り返し学習をしてくれます。
◆日本語力の向上
海外で学ぶ子どもの多くは、日本で暮らしていたときよりも日本語に触れる機会が減ります。日本で生活する際に不可欠な書き方(ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字)や読解力を養うためにも、通信教育のカリキュラムに含まれている「国語」をしっかりと学びましょう。
海外受講通信教育のデメリット
◆文字や文章を書く量が少ない
通信教育ではパソコンやタブレットを使って勉強を進めていくので、紙のテキスト教材と比べると実際に文字を書く機会が少なくなります。美しい日本語が書けるようになるためには、別に字を書く練習が必要です。
◆インターネット環境
通信教育をする上で欠かせないのがインターネット環境ですが、住んでいる国によっては環境が整っていなかったり、回線が不安定な場合もあります。受講するには高速インターネットが必須なので、事前に確認が必要です。
帰国子女におすすめの海外受講通信教育4選
海外から受講でき帰国子女におすすめ、日本の義務教育や受験対策を視野に入れた学習ができる通信教育をご紹介します。
◆ena-iBT(internet Based Teaching)
「日本の勉強をしたいと世界中で頑張っている子へenaの授業を世界に」と考え生まれたのが、インターネットベースのena-iBTです。現在対象となるのは高校部で、取り扱い教科は充実しています。
【iBT 高校部】
・SAT、TOEFL、受験英語
・高校国語、小論文、受験国語
・数IA、数ⅡB、数ⅢC、受験数学
・物理、化学、生物、受験物理、受験化学
iBT で学ぶ生徒は、日本帰国後、ena国際部渋谷校、東京校、あざみ野校、西船橋校、吉祥寺校にて受験勉強を継続しています。また、受験まで海外にいる子どもたちは、最後までiBTで面接練習を繰り返し、受験に臨んでいます。
<基本情報>
ena国際部 東京校舎
住所:〒103-0025
東京都中央区日本橋茅場町 1丁目 11-2
KYOE PLAZA KAYABACYO 6階
電話番号:03 6264 9550
他校舎:渋谷校、あざみ野校、西船橋校、
吉祥寺校、ニューヨーク校など世界20校舎以上
WEBサイト
◆Gakken ON AIR(学研オンエア)
「⾒るだけの授業はもういらない。まるで家の中に教室をまるごと持ち込んだような臨場感。」をコンセプトに、2021年5月に開校しました。
AIや映像を活用した自分専用の宿題で知識を定着させる仕組みで、自学自習する力を養います。また、地域に根差した全国展開の学研グループのため、進路指導や定期テスト対策もサポートが万全です。
学研グループの上位5%の精鋭講師陣が授業を担当します。学研グループの中でも全員S級以上の精鋭揃いです。全国のトップ高校への合格者を多数輩出しています。
帰国やお引越しされた場合も、オンラインなので世界中どこからでも受講ができます。同じ先生、同じ仲間と環境を変えずに学習ができるところや初月無料体験も、おすすめポイントです。
<基本情報>
Gakken ON AIR(学研オンエア)
お問い合わせフォーム
WEBサイト
◆四谷大塚NET海外
四谷大塚NET海外では、「進学くらぶ 中学受験コース」と「進学くらぶ 学力向上コース」と2つのコースを開講しています。「進学くらぶ 中学受験コース」では、経験豊富な中学受験指導講師の授業を受けられることが魅力。自宅にいながら校舎と同じ教材、テスト、カリキュラムで学ぶことができます。
「進学くらぶ 学力向上コース」は、高校受験・大学受験など将来のために今から勉強を頑張りたい方におすすめです。小学校の授業では習わない、中学入試にも出るような思考力を試すハイレベルな問題で論理的思考力を養います。
◆「進学くらぶ 中学受験コース」
◆「進学くらぶ 学力向上コース」
対象:新小学4年生・新小学5年生・新小学6年生
※詳しい内容はこちらをご覧ください。
<基本情報>
四谷大塚 中野校舎
住所:〒164-0001東京都中野区中野3-49-1
電話番号: 03 3382 5111
校舎:お茶の水校舎、高田馬場校舎、巣鴨校舎など
WEBサイト
◆帰国子女アカデミー(KA)
帰国子女アカデミーの通信コースでは、ライブ授業の「DL Live」と、エッセイ添削に特化した「DL Flex」の2種類のコースがあります。
日本全国、世界のどこからでも受講できます。英語力をスキルアップすることを目的とした通信教育ですが、受験対策を含むバイリンガル力のアップにつながります。
オンライン学習システムでは、宿題のスケジューリングや、効果的な復習ができるレビュービデオ、音声ガイダンスなど、生徒が無理なく学習を続けられる工夫がされています。
<基本情報>
帰国子女アカデミー Distance Learning
住所:〒152-0031
東京都目黒区中根1-6-8
オフィス営業時間:平日 14:00-19:00 土日 9:30-17:00
キャンパス有り:都立大学校、目黒校、三田校、吉祥寺校、他4校
WEBサイト
教育から学ぶアイデンティティ

教育においてもプラットフォームが多様化している現代で、海外にいながら日本の教育を学習できるというのは帰国子女にとって心強いことです。海外で新しいことを吸収しながら、日本の学習を継続できれば、帰国後の転入や受験にもスムーズに対応ができます。
グローバル社会の中で日本の教育を平行して学ぶことで、帰国子女が日本のアイデンティティを感じられるきっかけにもなるでしょう。
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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