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海外のオンライン大学とは?日本にいながら海外の学位取得や留学が可能?学費が無料の大学も?

海外の大学にはオンラインで学位取得や留学が可能な大学があります。海外の大学で学びたい!と思っても渡航が難しい事情があることも。そんな時に海外のオンライン大学を検討してみてはいかがでしょうか?

海外のオンライン大学とは?

海外のオンライン大学は、大学に通学せずにオンラインで大学の授業を受け、学位取得や留学ができる大学のことです。オンラインでしか授業を提供していない大学もあれば、対面授業との両方を行っている大学もあります。近年では世界各国のトップ大学でもオンライン入学を実施している大学があります。

海外のオンライン大学のメリットは?

日本にいながらグローバルな教育環境が可能

海外のオンライン大学は、世界中の人が受講することができます。日本だけではなく、海外からの学生も多く、グローバルな教育環境で学ぶことが可能です。また、グローバルな環境に加え、年齢層も広く、年齢に偏らない多様な刺激を受けることが可能です。クラスメート同士のコミュニティやコネクションはオンライン大学でも活発に行われているようです。

渡航費、生活費が節約できる

日本にいながら受講するため、海外への渡航費や生活費を節約することができます。また、渡航に伴って住む場所を決めたり、ビザ取得の手続きなど時間の必要な手続きも省略することができます。

意外にも大学のオンラインコースは大学側としてはコースの作成費用、技術サポートなどにコストがかかり、制度が整っていないと対面授業よりも授業料が高くなることもあります。ただ、現地ではなく日本から受講することを考えると渡航費用、生活費が節約できることはメリットとなるでしょう。

授業を好きな時間・好きな場所で受講可能

リアルタイムで参加が必要な授業では無理ですが、配信される講義を見て学びを進めていく授業スタイルの場合は好きな時間、好きな場所で自分のペースで学習することができます。移動時間を気にする必要もなく、自身の生活スタイルに合わせて学ぶことができます。

他大学編入のための単位を取得できる

他大学編入を検討している場合、単位換算が可能かどうかを希望する編入先の大学でも確認しておきましょう。「大学レベル」と認められる科目である場合は卒業単位として認可されます。そのためにも、海外のオンライン大学を選択する際には編入のための単位移行ができる科目があるかが重要な選択ポイントとなります。

海外のオンライン大学のデメリットは?

ディスカッションやプレゼンテーションが伝わりにくい

オンライン技術も進歩し、ディスカッションやプレゼンテーションもオンラインでしやすくなったとはいえ、臨場感がなく伝わりにくいこともあります。しかし、その中でもどのようにしたらオンラインでも伝わりやすいか。という工夫が生まれて逆にメリットととらえることもできます。

時差があると昼間に受講できない

リアルタイムでの受講が必要な授業がある場合、日本時間では真夜中になる場合もあるでしょう。授業の開講時間をよく確認し、なるべく無理な時間帯に受講しなくてもよい学校を選びましょう。

モチベーションの維持が難しい

時間や場所に制約がなく、クラスメートともオフラインでの交流がないと学習へのモチベーションが保ちにくいデメリットがあります。現地で寮生活などを送っているとテスト期間中は、周りも勉強している環境になりますが、オンライン大学だとそのような環境にはなりません。自己管理が対面授業よりも一層必要となります。

オンライン大学の質は?採用担当者はどう見てる?

採用担当者がオンライン大学の学位についてどういう視点で見ているのかは気になるところです。今のところ、企業によっても評価の仕方はさまざまなようです。認定されたオンライン大学の学位であれば、大学への通学で得た学術レベルと何ら変わりがないと考える、非営利の大学の学位が信用できる、などで判断しているようです。

また、オンライン大学出身者は、自分自身で計画的に勉強をしていくことが必要なスキルが身についていることから、自己マネージメントスキルが高い、ネット上でのコミュニケーションスキルが高いとして高評価として受け止める企業もあるようです。

大学の出す学位証明書は対面であってもオンラインであっても同じ証明書の大学が多く、企業側はこちらから言わないと分からないこともあるようです。大学の提供しているプログラムが学術的にはオンラインと対面で特に変わりがないという理解ができます。

海外のオンライン大学はこんな人におすすめ

⚫︎自分で計画を立てて勉強するのが好きな人
⚫︎日本の大学に通いながら、海外の大学プログラムも受講したい人
⚫︎日本の大学に入学したが、海外の大学への編入を検討している人
⚫︎働きながら海外の大学や大学院の学位を取得し、キャリアアップしたい人

など

海外大学への編入やキャリアアップなど、海外のオンライン大学では学ぶ目的を明確に持って入学する人が多いようです。さらに、自分でスケジュール管理をたてて卒業資格を取得するという経験は、今後の人生においても大きな自信につながるでしょう。

学位が取得できる海外のオンライン大学は?

University of the People

University of the People(UoPeople)は、非営利(non-profit)のアメリカで最初の公認オンライン大学です。世界中の学生が経済的、地理的、政治的、また、個人的な理由で進学を諦めることがないよう、質の高い教育を授業料無料で提供しています。(授業料以外の評価料などがかかる場合もあります。)卒業生は約14万人、200カ国以上からの学生が在籍し、約2万人の学生が難民、学生の61%に子どもがいる、などあらゆるバックグラウンドの学生が学んでいます。

学士号では経営学、コンピューターサイエンス、健康科学を取得することができます。授業は国際的にも著名な教授陣などからなるボランティアで行われ、エジンバラ大学、エファト大学、マギル大学、ニューヨーク大学、ハーバード・ビジネス・スクール・オンラインとの提携も行っています。

アーカンソー州立大学オンラインプログラム

アーカンソー州立大学オンラインプログラムは、選択肢の多い豊富な学位が取得できるオンラインコースとしても知られ、24時間いつでもアクセス可能。日本からでも時差を気にすることなく学習することができます。また、生徒ごとにその分野で修士号や博士号を持つ指導アシスタントがつき、さまざまなアドバイスを受けることが可能です。

また、学位取得だけではなく英語をより高いレベルで学びたい学生には、手頃な価格でオンラインESLプログラムやオンライン英語準備プログラムなども提供しています。

マサチューセッツ大学ボストン校

1965年にマサチューセッツ大学システムの一部として設立された、認定の非営利大学です。ボストン市内唯一の公立研究大学として知られ、オンライン大学は学位取得から成人向けのキャリアアップ向けまで選択肢が豊富。オンラインと通学両方が必要なハイブリッドの授業もあるので、コースを検討する際は注意しましょう。夏季のみの講座も用意されており、夏休みに日本の大学に通いながら、海外の大学の授業を短期的に受講することも可能です。

海外のオンライン大学を活用しよう

最近では名門大学を含む多くの海外大学がオンラインコースを設けています。また、オンライン教育の学習効果は対面型の教育と同等もしくはそれ以上という調査結果もあるほど、質の高い授業が提供されています。費用面や事情があって日本にいながらも海外大学で学びたいという希望のある方は、ぜひとも海外大学のオンラインコースを検討してみてはいかがでしょうか?

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。

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