【最新】海外留学費用はいくらかかる?留学の種類や留学費用の準備を徹底解説!
海外留学にかかる費用はどれくらい?海外での留学生活をより充実したものにするために、欠かせないのが費用の計画。準備するべき費用や節約方法について徹底的に解説します。
留学の種類
留学には期間や目的によって主に3つのスタイルに分かれます。
①語学留学:
語学留学は、語学力向上を目的とする留学です。留学先では高校や学校などの教育機関ではなく、語学学校に通います。学部留学や大学院留学を目指しているけれども、必要な語学力に満たない場合、語学留学により英語力を培ってから大学、大学院に行く方法もあります。
②高校留学:
語学留学のように語学の向上のみを目的とせず、海外の学校で現地の高校生と共に学校生活を過ごす留学です。留学を通して言葉や言語の壁を乗り越える経験ができます。また、高校時代に留学をすることで、思春期の多感な時期に多様な人や価値観と出会うことができ、その後の大学や将来に向けての進路に大きな影響を与える可能性もあります。留学の方法は国の教育システムによって異なりますが、交換留学プログラムを通しての留学、私費留学、または長期休暇を利用しての短期留学などの方法があります。
③大学留学:
在籍大学と交換留学を結んでいる大学へ留学する交換留学、私費留学(単位交換が認定される場合もあります)、セメスタープログラムへの参加、などの留学スタイルがあります。高校留学と同様に異文化に触れ、多様な価値観を体感できると同時に、大学留学では専門分野をより深く探求できるチャンスにも恵まれます。また、大学卒業後のキャリアを深く考える良い機会にもなるでしょう。
②高校留学③大学留学においては夏休みや春休みを利用しての短期留学や、交換留学、卒業や単位交換を目的とした正規留学などさらに目的に応じて多様な留学方法があります。
海外留学にかかる費用はどれくらい?
◆留学の総費用を知ろう!
将来の留学に向けて、留学費を早めに準備しておきたいご家庭もたくさんあるでしょう。留学にはどのような費用が必要となるのでしょうか?
<留学前に必要な費用> ・留学先への航空運賃(往復) ・海外留学保険代 ・事務手続き費用(パスポート、ビザ申請料金など) ・健康診断受診料、予防接種代など <留学先でかかる費用> ※渡航先の国の物価や学校の種類、私立か公立かなどにより異なります。 ・授業料 ・滞在費(寮費など) ・食費 ・交通費 ・通信費 ・教材費 ・交際費などの娯楽費 |
◆アメリカへ留学する場合の費用
文部科学省によると、留学先として最も人気のあるアメリカには約220カ国からおよそ100万人以上の留学生が学んでいます。その中でのアジア人比率は70.8%と多く、工学分野が人気です。
<高校留学>
①交換留学プログラム利用の場合 約190万〜200万円/1年(渡航費、健康保険料、学費、カウンセリング料、オリエンテーション費用、事務手続費などを含む) ※交換留学を提供している国際団体の中には、プログラムの費用の一部または全額を支給する奨学金制度を設けている団体もあります。 ※参考:文部科学省 ※最新の情報は随時ご確認ください。 ②私費留学の場合 公立高校:US$3,000〜US$10,000/年(学費のみ) 私立高校:アメリカの私立高校の学費平均はUS$15,344/年です。ただし、地域や学校の種類によっても異なります。 ※参考:アメリカ国務省・Educationdata.org |
<大学留学>
【平均生活費 1学年(9か月間)の部屋代+食費の合計】 公立4年制(州外学生):US$13,310 私立4年制:US$15,250 その他、交通費や教科書代などUS$4,200~4,900がかかります。 ※参考:Trends in College Pricing 2024, College Board ※参考:文部科学省 【平均授業料】※2023-24年度の平均 公立2年制:US$3,990 公立4年制: US$29,150 *留学生を含む、州外学生はこの2〜3倍が目安となります。 私立4年制: US$41,540 ※参考:Trends in College Pricing 2024, College Board ※参考:文部科学省 |
<語学留学>
【ミネソタ大学の集中英語コース(9か月)の場合】 学費:US$11,094(アドバンスコース)、保険:US$2,640、寮費:US$11,260、その他:US$3,714 参考:University of Minnesota 【テキサス大学のアカデミックコース(15週)】 学費:US$5,195、保険料:US$1,433、寮費:US$7,686、書籍代などUS$300 参考:University of Texas |
留学費用を節約する方法はある?
①交換留学制度や奨学金を活用する
交換留学制度や奨学金を利用して留学することにより、授業料や費用を大幅に節約することができます。申請の時期が留学期間に間に合うよう、早めに情報を集めておくことをおすすめします。
②為替変動リスクに備える
長期留学の場合は、外貨預金などを利用して、為替変動のリスクに備えておくことで安心して留学費を貯蓄していくことができます。また、滞在中の費用を日本から送金する手数料を節約するために現地口座を開設したり、海外利用手数料の低いクレジットカードを作っておくこともおすすめです。
③物価の安い国や都市を選ぶ
同じ英語圏でも国や都市によって物価に大きな差があります。費用をおさえたい場合はアジア諸国の一部など、日本よりも物価の安い地域を選択するのも一つの案です。また、留学先として穴場と言われているのがドイツ。国立大学の授業料や無料、もしくは一部負担です。ドイツ語での授業がメインとなりますが、専攻コースによっては英語で開講されています。
また、国によっては学生割引が利用できる施設が多いところも。このように、自身の学びたいことと、その土地の物価や授業料のシステムなどを加味して、留学先を選ぶことも節約につながります。
④アルバイトや学内ワークを活用する(大学の場合)
多くの国では、学生であっても決められた一定の時間内でアルバイトが認められています。教授の補助的業務(ティーチングアシスタント、リサーチアシスタント)や学内のアルバイトなども上手く活用しましょう。
⑤渡航時期を考える
渡航費は留学費用の中でも一番削りやすい部分です。貯めたマイルを利用する、LCCを利用する、もしくはオフシーズンで航空チケットの安い時期を利用するなどして節約が可能です。
⑥ホームステイやシェアハウスを利用する
ホームステイやシェアハウスにより住居費を抑えることができます。現地の人々との交流もおさえられ、良い経験ができるでしょう。また、デンマークではボランティアをする代わりに食事と滞在先を無料で提供してもらえるサービスがあります。このようなその土地ならではの制度を利用していくのも良いでしょう。
留学費用に向けてするべきことは?
留学を検討し始めたら、早めに学費、滞在費、生活費など予想できるすべての費用を月単位、年単位などで見積もることが必要です。予期せぬ出費に備えて予備の費用を見込んでおくことも大切です。また、奨学金や交換留学は応募時期などが年に1回、もしくは数回と限られているのでそのチャンスを逃さずに、常にアンテナを張って情報収集をしておきましょう。
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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