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【帰国子女入試】大学付属校とは?進学校との違いやメリット・デメリットをご紹介!

最近注目の大学付属校とは?そのメリットやデメリット、進学校との違いについて徹底的に解説します。中学受験生から高校受験生のお子さまをもつ親御様にぜひ知っていただきたい内容をお届けします。

大学付属校とは?

「大学付属校」とは、大学と同じ法人によって運営されている小・中学校・高校のことを言います。成績などに一定の基準が設けられているものの、付属高校の生徒はその大学へ内部進学することができます。

大学付属校と一括りに言われていますが、ほぼ全員が付属大学へ内部進学する学校もあれば、そのほとんどが内部進学せず、実質的には「進学校」となる学校。半数は内部進学、半数は外部受験となる学校などがあります。ここでは私立大学の付属高校についてご説明していきます。

大学付属校のメリットは?

大学進学のストレスが少ない

多くの大学付属校は、付属大学への内部進学が可能なため、大学進学時に受験をする必要がありません。大学入試制度も多様化し、受験に向けての多くの対策が求められる傾向にあります。その中で受験をせずに大学に進学ができることは大きなメリットといえます。特に、高校受験をして付属校に入学した場合には、高校受験が終わるとまた間もなく大学受験がやってくる、という息つく間もなく受験勉強が継続する状況を避けることができます。

興味のあることを追究できる

大学付属校から内部進学をして受験がない場合、「受験のための受験勉強」をする必要がありません。その代わり、自分の興味を持ったことについての知識を深めたり、部活や課外活動、ボランティアなどに没頭することができます。また、自分自身と向き合い、自分の得て不得手など、将来に向けて自分を良く理解する時間を十分にとることができます。

深い人間関係を築くことができる

大学付属校は、中学校から大学であれば10年、高校からでも7年間、同じ学校で学んだ友人と深い人間関係を築くことができます。同級生だけではなく、先輩後輩との絆も強くなり、社会人になっても精神的にもその絆が支えとなることがあるでしょう。

また、付属校では教員も幅広い年齢の生徒を相手にしており、生徒の年齢に応じた指導方法や寄り添い方を熟知していることから、じっくりと生徒と向き合える教育を行います。そのため教員と生徒の距離も近く、生徒も安心して学校生活を送ることができます。

大学付属校のデメリットは?

勉強へのモチベーションが下がる可能性も

多くの大学付属校は内部進学をするにも定期試験などで一定の成績を保つことが必要です。しかし勉強をせずとも大学進学ができるという状況から気持ちが緩み、学校の勉強も油断してしまう可能性があるでしょう。進学校に比べて留年する生徒も多いという付属校。油断をしないことも大切です。

希望する学部・学科が付属大学にない

その大学の教育理念に惹かれて大学付属校に入学をしても、大学に自分の学びたい学部や学科がないことがあります。文系しかない大学付属校にいながら、理系が志望となることもあり得ます。入学時点で大学の進路を決めておくことは難しいため、デメリットの一つとしてこのような事態も想定はしておくことをおすすめします。

学校からの外部受験サポートが少ない

大学付属校は内部進学を前提としている学校が多いため、他大学を受験する場合、サポートを期待できない場合があります。また、周りも外部受験をしない生徒たちがほとんどの場合は、受験への意欲の維持が難しいことも考えられます。さらに、外部受験をする際には、内部進学の権利を保有できるといった学校もあります。外部受験の可能性のある場合は、同時に内部進学の権利についての制度も学校のホームページなどで確認しておきましょう。

大学付属校と進学校の違いは?

では、大学付属校と進学校は何が違うのでしょうか?「大学付属校」が大学までの一貫教育を行い、受験がなく大学まで内部進学できるのに対し、「進学校」とは、大学受験をめざす学校のことです。中高一貫6年間で大学受験を目指す進学校や、高校3年間で大学受験に向けて準備をする進学校などがあります。国立難関大学などを目指す場合は、付属高校などがある大学はないため、初めから「進学校」を選択することになるでしょう。

日本の大学付属校の探し方は?

日本の大学付属校を一覧で掲載しているサイトなどをインターネットで探すことができます。また、帰国生を受け入れている大学付属校などに特化して詳しく知りたい方は当サイト帰国生のミカタもご活用ください。付属校のある、なしに絞って学校を探すことが可能です。

帰国子女に大学付属校がおすすめの理由

大学付属校であっても、なくても、自分にあった学校選びをすることが大前提です。とはいえ、帰国子女、特に海外生活が長い場合はまず日本の学校生活に慣れることが大事です。その状況の中で、突然進学校に入学し、生活に慣れる暇もなく受験勉強が始まってしまう状況をストレスに感じるお子さまは少なくないはずです。もちろん、どの学年で帰国をするのか、どのような学校の雰囲気なのかによりますが、日本の生活と学業の両立が不安な場合は大学付属校のメリットを考え、進路の一つとして検討してはいかがでしょうか。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。

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