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英語の学童保育とは?帰国子女も対象?〜プログラムやメリット・デメリットをご紹介〜

放課後などに子どもを預かり、英語で保育を行う英語の学童保育。どのようなプログラムなのでしょうか?帰国子女の英語維持、英会話教室と迷われている方必見。メリットやデメリット、見学時のチェック項目などをご説明します。

英語の学童保育とは?

学童保育(放課後クラブなど名称は地域によりさまざまです)とは、学校の放課後や夏休みなどの長期休みに保護者の代わりに小学生を預かる施設です。英語の学童保育は、学童保育時間を英語漬けの環境で過ごすことにより英語力の取得や維持・向上を目指すことができます。

学童保育には自治体が運営、もしくは自治体が民間企業に運営を委託する学校の敷地内にある「公立学童保育」と民間企業が設立した「民間学童保育」があります。英語の学童保育は民間学童保育にあたります。また、英語の学童保育の施設は専門の施設とインターナショナルスクール併設のものがあります。

英語の学童保育のプログラムは?

どんなふうに放課後を過ごすのでしょうか?一例をご紹介します。英語の学童保育では語学だけではなく、創造力や論理的思考も身に付くように考えられたプログラムが組まれているところがほとんどです。また、座学ではなく楽しく生活の一部として英語が身に付く工夫が凝らされています。

学校終了後、施設の送迎バスなどで移動
>>順次小学校の宿題や英語遊びなど
>>おやつタイム
 
(通常クラス)
>>日替わりのアクティビティ(クラフト、ダンス、演劇など)
(英検やプログラミングなど選択制のカリキュラムを受講できる施設もあります。)
>>学んだ単語やフレーズをアウトプットしてコミュニケーション
>>プレゼンテーションや英語での話し合いの時間
>>読み書きの練習
など
 
(上級者クラス)
>>家で書いてきた日記などを先生がチェック
>>英語での思考力も身に付く英語のクイズなど
>>英語4技能(聞く、読む、話す、書く)などを伸ばすマンツーマンタイム
>>ディベートやプレゼンテーション
>>グローバルで幅広いテーマなどのリサーチ
など
 
18時頃 ピックアップ(延長保育が可能な施設もあります)

*施設により順番などは異なります。また、英語のレベル別や目的に合わせて個別にレッスンが可能なところもあります。

帰国子女の英語維持も可能?

帰国子女が日本に帰国後、インターナショナルスクールではなく公立小学校に通った場合、英語維持の一つとして英語の学童保育を検討する方はいるのではないでしょうか?または、日中は公立小学校の慣れない環境で過ごし、放課後は英語で慣れ親しんだ英語で過ごしたいというお子さまもいるかもしれません。

都市部など、帰国子女の多い地域に限られ、数は少ないようですが帰国子女やインターナショナルスクール出身者など一定の英語力のある生徒向けのアフタースクールもあります。また、日本で育ったお子さまが多い地域であってもご家庭の英語教育の方針と合ったスクールがないとは限りませんので、まずは足を運んで見学をしてみることをおすすめします。

英語学童保育のメリット・デメリット

メリット

●放課後に英語漬けの環境で過ごせる
英語の習得には英語に触れる、慣れる環境が必要ですが、英語学童はほとんどが滞在時間を英語で過ごすことができます。英会話学校など、習い事として週に1度、短時間英語を学ぶ場合に比べて長時間英語に触れることが可能です。

●自然に英会話力が身につく
ネイティブ、バイリンガル講師と共に生活しながら、おやつを食べたりアクティビティをしたりと、楽しみながら、英語に触れるので「読み書き、文法」のみで身につける英語よりも活きた英語を身につけることができます。

●異文化に触れることができる
英語学童では欧米特有のイースター、ハロウィンなど季節のイベントが企画されるほか、ディベートやリサーチのトピックで外国の社会問題や環境問題に触れることで視野が拡がります。

デメリット

●通う頻度によっては身につかないことも
放課後英語のシャワーを浴びるように英語に触れることができると、英語にも慣れ親しみ自然と身につきそうなものですが、通う頻度が少なすぎると身につきにくくなります。

●英語の環境が苦になることも
せっかく英語学童に通っているのであれば、自宅でもすすんで英語の番組を見るなど英語学習をして英語の定着を図りたいところです。しかし意外にもそこまで英語に興味を持つことがなかったり、英語漬けの環境を苦にして自宅では「英語が聞きたくない」となる場合もあります。

●料金が高い
公立学童に比べて料金が高くなります。そのため、費用を抑えるために通学頻度を下げたくなりますが、頻度を下げると英語が身につきにくいという悪循環に陥ることも。

見学時にはここをチェックしよう!

●アクセス
学校から英語学童、英語学童から家へのアクセスは子どもの安全を考えると重要です。バスの送迎があるか、子どもが一人でも行き帰りできる慣れ親しんだ道か、危険が少なく、安全な道か、負担がないかなど確認しましょう。

●教室や教員の雰囲気
放課後を過ごす場所なので教室や教員の雰囲気が賑やかな雰囲気、落ち着いた雰囲気、アットホームな雰囲気などお子さまに合った環境を選ぶことが大事です。また、子どもと教員のコミュニケーションが英語なのか、両方なのか、子ども同士が日本語で話し続けていないかなど通いやすい雰囲気か見てみましょう。

●英語力別のクラス分け
子どもの英語の習熟度に合わせて、クラス分けがされている、もしくはフォロー体制がされているかは重要です。英語の習熟度がまだ浅いのにフォローもなく英語学童に通うのは子どもにとってもストレスに感じる場合も。バイリンガル講師がいるところや同じレベルの子どものいるクラス分けがされているところが良いでしょう。また、同様に習熟度が高い子どもの場合は、よりレベルアップできる環境かを確認しましょう。

●プログラムの内容
英語の学童は、英語漬けの環境で多様なアクティビティを提供しています。ご家庭の方針で運動が多めが良い、楽しく英語でプログラミングやアートをしてほしい、「読み・書き」を身につけさせたい、英検対策をしてほしい、もしくはアカデミックな英語力を身につけたいなど英語へのニーズがさまざまでしょう。そのニーズに合わせたプログラムがあるか、もしくは英語学童の提供しているプログラムに納得をしているかで検討しましょう。

英語学童保育はこう活用しよう!

英語の学童保育は放課後に英語の環境で過ごし、自然な英語を身につけられる場所です。放課後を有意義に過ごすことができますし、さまざまなアクティビティで英語力と共に創造力やコミュニケーション能力なども身につきます。どのようなレベルで、どのような英語の教育方法を望むのか、ご家庭の方針をはっきりし、お子さまに合ったスクールを選びましょう。また、決して安い費用ではないので「通ったら終わり」ではなく、常に子どもの英語の習熟具合や相性を把握しておくことが重要です。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。

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