HOMEお役立ち記事総合型選抜とは?学校推薦型や帰国生入試との違いなどを徹底解説!おすすめ大学もご紹介【2026年】

総合型選抜とは?学校推薦型や帰国生入試との違いなどを徹底解説!おすすめ大学もご紹介【2026年】

総合型選抜入試には、「大学側が求める生徒を選抜する」という大きな特徴があります。そのため受験生は、自分の能力や熱意を強くアピールする必要があります。そこで今回は、総合型選抜入試の仕組みやメリット、スケジュールなどについてご紹介します。おすすめ大学別の入試方式もぜひ参考にしてみてください。

総合型選抜入試とは

総合型選抜入試は、かつてAO入試(アドミッションズ オフィス入試)と呼ばれていた試験と同等の試験で、多くは、2021年4月の入学者を対象にした試験から「総合型選抜入試」への名称変更されたものです。総合型選抜入試の大きな特徴は、高校の推薦がなくても受験でき、自己アピールが可能な点です。

また、試験内容は帰国生入試と似ているにも関わらず、応募条件に海外在住年数や帰国後の経過年数の制限がないケースがあることも、幅広い帰国子女に注目されている理由です。近年、帰国生入試と総合型選抜入試は統合する傾向もあることから、帰国子女はぜひチェックしたい入試スタイルです。

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総合型選抜入試の主な試験内容は?

総合型選抜入試は、学力試験の点数だけで合否を判断するのではなく、受験生一人ひとりの個性や意欲、これまでの取り組みを総合的に評価する入試方式です。そのため、大学や学部によって試験内容は異なりますが、書類審査や面接、小論文などを中心に、多角的な視点で評価が行われるのが特徴です。

ここでは、国立大学と私立大学それぞれの総合型選抜入試で、一般的に実施されている試験内容について見ていきましょう。

国立大学の試験内容

近年、国立大学の約8割が総合型選抜入試を実施していると言われています。国立大学の総合型選抜入試の内容は、書類審査や面接(プレゼンテーション含む)、小論文が一般的です。この他にもセミナーなどに出席してレポートを提出したり、共通テストを行う大学もあります。国立大学の総合型選抜入試の対策は、高校生活での学業や部活動、委員会などの活動に一生懸命に取り組むことが大切です。

私立大学の試験内容

私立大学の総合型選抜入試の入試内容は、学校によって特徴が異なり、さまざまな形式があります。幅広い大学で採用されているのが、対話型の入試方法です。詳しい書類審査と丁寧な面接を組み合わせることで、入学志願者の能力や適性、学習に対する意欲や目的意識を総合的に評価します。

面接の対策としては、課題を立てて情報を収集し、分析しながらまとめた自分の考えを表現できると良いでしょう。大学が開催している高校生向けのプログラムや、オープンキャンパスでの体験授業もおすすめです。

総合型選抜入試のスケジュールは?

総合型選抜入試は、一般選抜よりも早い時期から出願や選考が始まるのが大きな特徴です。そのため、受験を検討している場合は、高校3年生になる前からスケジュール全体を把握し、計画的に準備を進めることが重要です。

ここでは、国立大学・私立大学それぞれの総合型選抜入試の一般的なスケジュールについて解説します。

国立大学のスケジュール

国立大学の総合型選抜入試は、一般的に9月から出願を開始します。11月頃に試験期間を設けている大学が多い傾向です。出願から1か月くらいは試験期間と考えましょう。平均して、試験期間終了後の12月〜2月に合格発表が行われます。最新の情報は各大学のHPなどで確認しておきましょう。

私立大学のスケジュール

私立大学の総合型選抜入試は、一般的に9月から出願受付を開始しています。平均して9月〜10月に試験が行われ、選考時期に入ります。その後、12月頃には合格発表を行う大学が多い傾向です。ただし、出願開始時期や選考日程にばらつきがあるため、各大学の情報を把握しておきましょう。

総合型選抜入試と帰国生入試の違いは?

総合型選抜入試と帰国生入試との大きな違いは、応募条件です。帰国生入試の場合、「平均的に海外在籍年数が2年以上」などの条件が定められていることが多く、書類・筆記・面接で実施される傾向があります。一方で総合型選抜入試の場合、海外での滞在期間や帰国後の経過年数に制限がないケースが一般的です。

総合型選抜入試と学校推薦型選抜の違いは?

学校推薦型選抜とは出身高校の校長の推薦を受けて出願する選抜方式のことで、高校の成績が重視されます。一般的には高校の校長が作成した推薦書を基に、調査書を資料として評価します。また、高校3年間に履修した全科目で、一定の評定平均を取ることが出願条件です。

一方で、総合型選抜入試の場合は自己推薦のため、高校からの推薦は必要ありません。原則として、総合型選抜と学校推薦型選抜の両方を受験することはできないため、どちらが自分に向いているかを考慮する必要があります。

総合型選抜入試と一般選抜の違いは?

一般入試は、主に学力試験の結果で合否が決定します。近年、一般入試も多様化しており、英語1科目のみの受験や、英語と国語の2科目で受験できる大学もあり、帰国生も一般入試で受験する方が多くなっています。

一方で総合型選抜入試の場合、選抜方法が大学によってさまざまで、学力試験を行わない大学もあります。総合型選抜入試は出願時の提出物が多いことが特徴です。事前準備が重要なため、早めの対策をおすすめします。

総合型選抜入試受験のポイント

総合型選抜入試では、事前準備の内容や大学への理解度が合否を左右する重要なポイントとなります。ここでは、総合型選抜入試を受験する際に、特に押さえておきたいポイントについて解説します。

アドミッションポリシー

大学によっては、入学者の受け入れ方針を示した「アドミッションポリシー」を定めている大学もあります。アドミッションポリシーには、入学志願者に高校在学中にどのような能力を身につけてほしいのかや、能力をどのような基準や方法で評価するかなどが記載されています。

高校で履修すべき科目や、取得しておくと有利な資格なども公表されているケースが多いので、事前に確認しておくこともおすすめです。

出願の前に

大学によっては、出願の前にエントリーという手続きが必要な大学もあります。エントリーとは、WEB出願システムの登録やマイページの登録など、各大学によってさまざまです。エントリーをしていないために、出願ができないということがないようにしましょう。

多様化する私立大学の入試

グローバルな人材を求める大学・学部・学科では、帰国子女が持つ豊かな海外経験や語学力をアピール材料として受験することが可能です。さらに、このような大学・学部・学科では入学後も国際的な学びを深めることができます。総合型選抜入試や、バラエティに富んだ入学試験を実施しているおすすめの大学をご紹介します。

●2026年度募集要項を参考に紹介しています。
●総合型選抜と同等の試験でも、名称は各大学によって異なります。
●最新の情報は学校HPをご覧ください。

国際基督教大学(ICU)

ICUの総合型選抜<4月入学専願>には、「英語外部試験利用」「理数探求利用」「IBDP利用」の3つの入試方式があります。教養学部 アーツ サイエンス学科のみで、1〜2年次は専門を決めずに幅広い分野で基礎知識を養いながら、本当に学びたいことを見つけていくカリキュラムです。

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法政大学

法政大学は、自己推薦入試、公募推薦入試、社会人入試、秋学期入学入試、外国人留学生入試を実施しています。

学部や学科別にさまざまな入試方式があり、帰国生に向けたGIS(グローバル教養学部)の自己推薦(春入学S基準)や、経営、キャリア、現代福祉学部では「グローバル体験公募推薦」や法学部・文学部英文学科では、英語外部試験で一定以上のスコア取得者を対象とした「英語外部試験利用自己推薦」など、英語力を重視した方式があります。

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立命館アジア太平洋大学

立命館アジア太平洋大学は、アジア太平洋学部・国際経営学部・サステイナビリティ観光学部の3つの学部があり、日本国籍、または日本の住在資格が「永住」の者が対象の総合型選抜には「総合評価方式・探究型」「総合評価方式・論述型」「活動アピール方式」「帰国生徒(海外就学経験者)選抜」の4つの入試方式があります。

総合評価方式・探究型、論述型では書類審査と筆記試験もしくは論述、面接で選考が行われ、筆記試験では発想力や読解力、論理的思考力などが評価されます。活動アピール方式と帰国生徒(海外就学経験者)選抜では、書類審査と面接のみで選考されます。

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立命館大学

立命館大学の総合型選抜入試には、AO・文芸・スポーツ選抜があります。AO選抜入試は、さまざまな学部別にそれぞれ入試方式が異なります。

特に英語力が評価されるものが、AO英語基準入学試験 AO Admissions (English Basis)、国際関係学部「ジョイント ディグリー プログラム総合評価方式」やグローバル教養学部「 4月入学総合評価方式(10 月選考/12 月選考)」などです。

出願対象としている英語外部試験のスコアレベルが高く、2026年度から、国際関係学部のジョイント ディグリー プログラム総合評価方式の出願要件は「TOEFL iBT®テスト 60点以上」から「TOEFL iBT®テスト 80点以上」に、グローバル教養学部の 4月入学総合評価方式の出願要件は「Overall Band Score 5.5 以上」から「Overall Band Score 6.0 以上」に引き上げられました。

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志望動機や意欲、アピールしたい経験、将来へのビジョンがカギ!

大学入試ではそれぞれの大学・学部でさまざまな形式の試験が行われています。一般選抜が学力試験を中心とした選抜であるのに対し、総合型選抜入試では大学・学部が求める学生像(アドミッション ポリシー)に合うことをアピールすることが大切です。情報をしっかり集めた上で、海外経験や語学力などもうまく活用して受験にチャレンジしましょう。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。

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