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総合型選抜とは?〜受かる人がしている対策や特徴とは?〜気になる疑問を一挙解決!

総合型選抜入試とは?受かる人はどんな人?多様化する大学入試形態のなかで近年実施する大学が増えているのが「総合型選抜入試」です。しっかりと対策準備をして総合型選抜に「受かる人」になりましょう!

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総合型選抜とは?

総合型選抜とは、学生の学力をテストの点数だけではなく、「書類、小論文、面接、ディスカッション」などを主に、あらゆる方面から総合的に生徒を評価する選抜方法です。

大学側が求めている学生像(アドミッション ポリシー)に見合った人物を選抜する方法として、近年採用している大学が約8割にものぼります。前身となるAO入試が2021年4月の入学者を対象にした試験から「総合型選抜入試」への名称変更されたものです。「調査書や出願書類」に加えて「大学独自の評価方法」、もしくは「大学入学共通テスト」いずれかを必須化、さらに志願者本人の志望理由書などを積極的に活用することが必要になったのが総合型選抜試験です。

選考方法

●書類選考
高校の成績表、志望動機、自己推薦書など。コンテスト参加歴、クラブ活動、ボランティア活動、自主研究などこれまで主体的に活動してきた活動記録を求められることもあります。

●小論文
時事問題に関する意見作文や、自分が感銘を受けた事柄、自身が興味を持って研究している事など、小論文のトピックは大学によってさまざまです。与えられた小論文のテーマに対して、自分がどのように感じ、どのような考えを持っているかをしっかりと伝えることが重要となります。

●面接、プレゼンテーション、ディスカッション
面接やプレゼンテーション、ディスカッションでは、瞬時のコミュニケーション能力や協調性、思考力の深さが必要となります。日頃から自己分析をしっかりと行い、どんな質問がきても自分のぶれない考えを伝えられる練習をしておくことが必要です。

●ペーパーテスト
大学によっては、独自の筆記試験、共通テストの受験が必要な場合もあります。

※最新の情報は学校HPをご覧ください。

総合型選抜に受かる人の特徴は?

まず、なぜ大学が総合型選抜を実施しているのか?その主な理由を見ていきましょう。

●アドミッション ポリシーに適った入学者をより丁寧に選抜するため
●学力検査を重視した入試では選抜できない資質を持つ入学者を選抜するため
●主体性・多様性・協働性を持って学ぶ姿勢や態度を持つ入学者を選抜するため
●学修意欲の高い入学者を選抜するため
●学力の評価だけではなく、受験者を多面的総合的に評価する選抜を実施するため
出典:文部科学省「令和5年度大学入学者選抜における総合型選抜の導入効果に関する調査研究」

総合型選抜の入試を勝ち抜くためにはこの理由を十分に理解しておく必要があります。では、これらを踏まえて総合選抜に受かる人の特徴をみていきましょう。

<総合型選抜に受かる人の特徴>

●受験する大学のアドミッションポリシーを理解している人
各大学がどのような人物を求めているのかを試験要項などで確認してみましょう。一例を挙げると、「幅広い領域への知的好奇心や想像力」、「論理的な思考力」、「グローバルコミュニケーション能力」、「問題解決に立ち向かう精神力や実行力」を兼ね備えている学生、またはこれらを高めたい学生など、求められている人物像が記されています。アドミッションポリシーを十分に理解し、自分がそれにあてはまるか、または自分のしてきたことがそこにあてはまる場合は受かりやすいといえるでしょう。

●受験する大学で学ぶだけの学力を備えている人
入学後は、一般入試で入学をしてきた生徒とも一緒に授業を受けることになります。大学側としても総合型選抜、一般入試共に同等の学力を備えていないと一律の教育レベルを保つことができません。

そのため、その大学で学ぶための一定の学力を備えている必要があります。そのためにも、英検やTOEFLなど、学力を示す資格は持っておきましょう。学力の証明だけでなく、難易度の高い資格を持っていることが評価につながることもあります。

●自己分析がしっかりでき、学びたいことやその先の将来の夢がはっきりしている人
志望理由を述べるにあたり、重要になるのが自己分析です。これまでの自分の体験を振り返ったり、今の自分の関心を掘り下げて考え、それを志望大学でどのように実現できるのか、整理して言葉で伝えられるようにしておくことが重要です。

自己分析に関しては、自身の今後の進路を決めることにもつながるので、短期間ではできません。なるべく早めに、できれば高校2年生頃から取り組み始めることが理想的です。

●部活や課外活動、コンクールなど、高校までに熱心に取り組んだものがある人
高校生活までに熱中して取り組んだものがある人は、その活動経験から学んだこと、成長したこと、大学でやりたいこととの関連性をアピールすることができます。

例えば、運動部での挫折をもとに医師や精神面でのサポートに関わる学問に興味を持つ、ボランティアでリーダーシップを発揮したエピソードを通して人間性を表現するなど。打ち込んだことにより、大学のアドミッションポリシーに見合った人物であると分かれば合格の可能性は高くなるでしょう。決して「大会で優勝」、「コンクールで最優秀賞」など華々しい経歴だけが評価されるわけではありません。その経験を通して何が得られたか、が重要となります。

総合型選抜へのよくある質問

併願は可能?

総合型選抜では、併願が可能な大学と専願のみの大学があります。ただし、専願であっても総合型選抜の試験日程は一般的に10月〜11月頃と一般入試より早めに設けられていることが多いため、総合型選抜の結果を経て、一般入試を受験する方法もとることができます。志望校を決める際に専願、併願先の募集要項をしっかりと確認しておきましょう。

帰国生でも受験できる?

最近では、帰国生入試と総合型選抜を統合している大学があります。総合型選抜の中でも、英語の資格基準が厳しい試験は英語が得意な帰国子女には有利でしょう。また、海外生活の経験から得たものもアピールポイントとなります。帰国子女の方はぜひ、帰国生入試と合わせて総合型選抜入試の募集もチェックするようにしましょう。

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総合型選抜の入試に受かるために

テストの点数だけでなく、その大学への熱意や学問への意欲、人柄で評価を行う総合型選抜。合格するためにはその大学がどのような人物像を求めているのか、十分に理解をして準備する必要があります。

また、自分自身がどんな人間でどのようなことを頑張り、どのような将来を描いているのか。それらをしっかりと言語化して言えるようにしておくことが重要です。自己分析は一朝一夕では終わらず、繰り返し考えを練る必要があります。そのためにも十分に準備期間を設け、早めに対策をしていく必要があります。時間を有効に使い、計画的に進めていきましょう!

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
※最新の情報は学校HPをご覧ください。

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