HOMEお役立ち記事英語学習は映画で!上達する勉強法や帰国子女におすすめの映画10選!

英語学習は映画で!上達する勉強法や帰国子女におすすめの映画10選!

映画を活用して英語を学ぶ最大のメリットは、楽しみながら学習できるところです。映画でリスニング力を強化しておくことで、実践的な英会話に非常に役立ちます。そこで今回は、帰国子女におすすめの映画10選をご紹介。映画を使った英語学習の注意点なども、ぜひ参考にしてみてください。

▼こちらの記事もおすすめです

映画で英語学習をするメリットは?

ネイティブの英語が学習できる

映画で英語を学習するメリットには、ネイティブの英語が学べるという点があります。映画では、ネイティブが日常生活で会話する自然なスピードや発音で英語を聞くことができます。

また、英語学習のテキストとは異なり感情を込めて会話しているため、実践的な会話を身につけることができます。さらに英語の発音は国によって異なるので、映画の登場人物によるアクセントの違いも学べます。

ニュアンスの使い分けが分かる

映画で英語を勉強することで、ニュアンスの使い分けが理解できることもメリットです。テキストに書かれている文字だけのフレーズを覚えても、どのような場面で使うのかが分からない場合があります。映画では、ネイティブが日常会話で使用する表現やフレーズ、慣用句などが数多く使われています。このため、特定のフレーズを使う状況や感情、どのようなニュアンスで使うのかを学ぶことができます。

また映画のジャンルによって、さまざまなシチュエーションが描かれています。専門用語やビジネス英語、スラングなども映画の中なら触れることもあるでしょう。シチュエーションや会話をする相手に合わせて、どのような表現やフレーズを使っているかも学習することができます。

リスニングスキルが向上する

英語のリスニングスキルを伸ばす効果的な方法として、継続的に英語を聞く方法があります。映画で繰り返し会話を聞くことで英語の発音やリズム、イントネーションに慣れることができます。

また、ストーリーがある映画を英語で見ることで、飽きることやストレスなく最後まで英語を聞き続けられ、リスニング力の向上につながります。実際に海外の方と会話する際にも聞き取りやすくなるでしょう。

英語圏の生活や文化に触れることができる

映画では、学校や会社、家庭、社会などでの行動や慣習、イベントなどのシーンも数多く登場し、さまざまな国の文化や風習などを見ることができます。実際の英会話で使われてる表現方法や慣用句はその国の文化と密接しているものも多いと言われています。映画で英語圏の生活や文化に触れることで英語の理解度が上がるとともに、スムーズにコミュニケーションができ、会話が盛り上がることも期待できます。

楽しく継続できる

映画で英語を学ぶ最大のメリットは、楽しみながら学習できることではないでしょうか。自分が好きなジャンルや興味がある映画を選べば、勉強が苦にならない人も多いはず。「好きこそ物の上手なれ」と言われている通り、英語学習に限らず、何かを習得する上で楽しみながら学ぶことは重要です。

コストパフォーマンスが良い

楽しみながら学びたい方には英会話スクールに通う方法もあります。しかし、コスト面が気になる方も多いのではないでしょうか。比較的リーズナブルなグループレッスンなどもありますが、学習効率は高額な個人レッスンの方が高いでしょう。

近年では、1000円前後の定額でさまざまな映画を何度でも楽しめるサブスクリプションが数多くあるので、コストパフォーマンスがよく、映画での学習が可能です。また通勤や移動中などのすきま時間を使って、効率よく学習できる点も魅力のひとつです。

英語学習の映画の選び方は?

映画で英語を学ぶ際には、ポイントをおさえることで効果的な英語学習につながります。おすすめの選び方をご紹介します。

自分のレベルに合った映画を選ぶ

映画で使われる英語は難易度が高いものもあります。まずは、自分の英語レベルに合う作品を選びましょう。初心者やリスニングに自信がない方は、子ども向けの映画やアニメがおすすめです。子ども向けのアニメやホームドラマなどが問題なく理解できるようになれば、次のステップにどんどん進んでいきしょう。

好きな映画を選ぶ

レベルが合っているかを意識することも必要ですが、自分の好きなジャンルの映画を選ぶことも大切です。まったく興味がない映画を選んでしまうと、楽しく継続的な学習ができなくなってしまいます。また、お気に入りの俳優や女優が出演している映画を選ぶと、学習のモチベーション維持や向上にもつながります。

日常会話の多い映画もおすすめ

英会話力をアップさせたいのであれば、日常会話の多い映画を選ぶこともポイントです。例えば、歴史色の濃い映画やファンタジー要素の強い映画では、日常で使われていない英語が多く登場することがあります。古い表現や非現実的な表現は、覚えても使い道が少ないでしょう。

また、医療や科学、ITや法律など、日本語でも理解するのが難しいような内容を英語で理解するのはとても大変です。ある程度の英語の理解力を養ってから、複雑な内容や専門用語が登場する映画を試してみましょう。

興味のある国の映画を選ぶ

同じ英語圏でも、さまざまな国が映画を制作しています。特定の国が舞台の映画を選ぶことでその国の文化や習慣、考え方なども同時に学ぶことができます。同じ英語でもアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダなど国が違えば発音が異なるため、その国の映画で発音の感覚をつかむことがおすすめです。ある程度英語の理解が深まったら、さまざまな国の映画を見て、発音の違いに触れてみるのもいいですね。

どの国の映画を選べば良いのか迷っている方であれば、アメリカの映画がおすすめです。アメリカ映画には、さまざまなルーツをもつ人物が登場する作品もあり、1つの映画で多様な表現方法やアクセントを聞くことができます。

英語学習におすすめの映画10選

初級

Toy Story(トイ ストーリー)

子どもから大人まで、長年愛され続けている「Toy Story(トイ ストーリー)」。おもちゃと子どもの会話が多いため、子どもにも理解しやすい英語表現で、会話がとてもシンプル。大人も楽しめるストーリーになっているので、親子で一緒に学習することもおすすめです。

Frozen(アナと雪の女王)

世界中で大人気のディズニー映画「Frozen(アナと雪の女王)」。ミュージカルのように歌がたくさんあり、複雑な英単語も少なく、初心者におすすめです。世界中で大ヒットした劇中歌「Let it go(レットイットゴー 〜ありのままで〜)」は発音が聞き取りやすく、歌いながら英語力を身につけることができます。

Kiki’s Delivery Service(魔女の宅急便)

日本のジブリ作品「Kiki’s Delivery Service(魔女の宅急便)」は、英語圏にもファンが多く英語版も公開されています。ジブリ好きの方はもちろん、ストーリーを知っている方は内容を理解した上で英語学習が可能。使われている英語は中学生レベルで、初心者にも分かりやすい内容です。

中級

Home Alone(ホーム アローン)

家族をテーマに描かれた「Home Alone(ホーム アローン)」は、主人公が8歳の子どものため複雑な表現が少なく、コミカルで楽しい映画です。アメリカのクリスマス文化を学ぶのにもぴったりの作品。アニメに興味がない方にもおすすめです。

Harry Potter(ハリー ポッター)

イギリス人作家、J・Kローリングによって執筆されたファンタジー作品「Harry Potter(ハリー ポッター)」。世界中で約73の言語に翻訳され、史上最も高い売上を記録したシリーズ作品です。俳優の大半はイギリスの方が出演されているため、イギリス英語を学びたい方におすすめです。

The Terminal(ターミナル)

空港内のみでストーリーが繰り広げられる「The Terminal(ターミナル)」。主人公が英語をほぼ話せない設定なので、比較的シンプルな英会話が多いことが特徴です。主人公の英語力が上がっていくのを感じながら、一緒に学習できるところも魅力。さまざま人種の登場人物が話す英語にも注目してみてください。

Bridget Jones’s Diary(ブリジット・ジョーンズの日記)

30代の独身女性を主人公にした「Bridget Jones’s Diary(ブリジット・ジョーンズの日記)」。仕事や恋愛など、多くの女性が持つ悩みと葛藤しながら、主人公がロンドンで生活していく様子を描いたユニークな作品です。家族や友人、会社の人たちとの日常会話が多く、中級者に最適。またイギリスが舞台なので、イギリス英語の学習にもおすすめです。

上級

Catch me if you can(キャッチ ミー イフ ユー キャン)

実話を題材にした「Catch me if you can(キャッチ ミー イフ ユー キャン)」は、天才詐欺師とFBI捜査官による長い「追いかけっこ」を描いた作品。パイロットや医者、弁護士になりすましてたくさんの人たちを騙す主人公から目が離せず、最後まで飽きることなく楽しめます。日常会話が多めで会話はややスピーディーに展開されています。

The Devil Wears Prada(プラダを着た悪魔)

女性を中心に大ヒットした「The Devil Wears Prada(プラダを着た悪魔)」。ファッション誌の出版社が舞台となっていて、ビジネス英語やファッション用語も学べます。英語が比較的聞き取りやすく、ビジネス英語に触れたい方に特におすすめ。理想だけではない「仕事とは、人生とは」を教えてくれる作品です。

The Social Network(ソーシャル ネットワーク)

Facebookの創設者、マーク ザッカーバーグの葛藤を描いた「The Social Network(ソーシャル ネットワーク)」。マーク ザッカーバーグの大学時代から、Facebookがプライバシーの侵害や著作権問題などで訴訟されるまでを追う内容です。大学内での日常英会話からビジネス英語、法律関係など幅広い英語を学ぶことができ、語彙力向上にもおすすめです。

映画を使ったおすすめの英語学習方法

字幕を上手く活用する

自分に合った興味のある作品を選んだら、音声も字幕も英語に設定してみましょう。耳から入ってくる英語が聞き取れない場合、英語の字幕を活用して聞き取れなかった箇所の確認をします。聞き取れないところは、聞き取れるまで何度も繰り返し再生しましょう。そして、リスニング力が足りないのか、語彙力が足りないのかを分析して、学習を続けてみてください。

単語やフレーズをメモする

初めて知る単語やフレーズは、ノートなどにメモしておくことがおすすめです。単語やフレーズは使い続けていないと忘れてしまいます。単語帳などを作って定期的に見返す習慣をつけましょう。何度も見返すことで、英語が身についていきます。

セリフを繰り返し音読する

英語力を培うためには、インプットだけでなくアウトプットすることが重要です。映画のセリフに合わせて、音読することがおすすめです。登場人物になったつもりで発音やイントネーション、スピードを意識して声に出してみましょう。映画の場面を想像しながら音読することで、実際の会話で活用しやすくなります。

覚えたフレーズを使ってみる

覚えたフレーズや印象に残ったフレーズは、実際に英会話で使ってみましょう。長く記憶するためには、実際に使うことが最も効果的です。使うことで自然に記憶に定着していきます。ネイティブとの会話で使うと、最適な使い方や発音のフィードバックをその場で受けられることもありますね。

映画を使った英語学習の注意点

まずは基礎の習得を優先

映画で使われる英語は難易度が高く、話すスピードが早いものがあります。特に初心者の方は、英語の基礎学習を優先しましょう。中学生レベルの文法や英単語を身につけて、映画を学習の一部として取り入れるのがおすすめです。

スラングの少ない映画を選ぶ

スラングは、ある特定の地域や特定の年齢層、社会的な集団の表現であり、状況や相手の立場などによって適切ではない場合が多くあります。まずは、しっかりと日常会話レベルのコミュニケーションがとれる正しい英語を身につけることが大切です。ディズニー映画は比較的スラングが少なく、日常会話で使うフレーズがたくさん使われていると言われているため、おすすめです。

何度でも見ることができる映画を選ぶ

英語の上達には、何度も同じ映画の同じ場面を繰り返し見ることがポイントです。1つの映画を1回見て、次の映画を見始めても学習にはなりません。映画を「教材」として活用するためには、何度見ても飽きない映画を選びましょう。また最初から最後まで通して見るのではなく、場面ごとに区切って何度も繰り返し学習することをおすすめします。

映画で楽しく英語を学ぼう

映画は、生の英語に触れられる良質の英語教材です。正しく活用しながら楽しく学習することで、上達を実感できるはずです。今回ご紹介した学習方法は、海外ドラマやアプリにも応用できます。まずは、自分のレベルに合いそうな作品探しから始めてみましょう。単語やリスニングを意識しながら、確実に英語力を向上させましょう!

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。


最新情報をLINEとメルマガでお届けしています!ぜひお友だち追加・フォローしてください。

お役立ち記事の一覧へ