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海外大学の編入学制度とは?憧れの海外大学で学ぶ方法を徹底解説!

海外大学で学ぶことを検討している方にぜひ知ってもらいたい、「海外大学の編入学制度」。高校卒業後にすぐ海外大学へ進学する方法の他に、編入学制度を利用して海外大学で学ぶ方法があります。今回は、この海外大学の編入制度について詳しく見ていきましょう。

海外大学への編入学方法は?

1.日本の大学から単位移行をして編入する

日本の大学から編入する場合は、現在通っている大学の提携校や姉妹校をまず検討してみましょう。希望の大学がその中に含まれていると、編入手続きや単位移行がしやすいでしょう。それ以外の大学へ編入を希望する場合は、現時点で取得している単位が希望の大学で単位移行できるか確認をとりましょう。なぜなら、単位移行ができない場合、留学時期や卒業時期がずれてしまい、費用面などで計画通りにならない事態が発生するためです。

2.現地の短期大学(コミュニティカレッジ)から編入する

現地のコミュニティカレッジ(2年生大学)に入学し、4年制の大学に編入する方法です。日本からの留学生だけではなく、現地の学生にとってもポピュラーな編入方法です。

コミュニティカレッジはもともと地域住民の学習を目的に創立されており、学費も安く、入学条件も大学ほど厳しくありません。一定のコミュニティカレッジからの編入試験合格者が多い大学もありますので、コミュニティカレッジを選ぶ際には卒業後の進学先も確認してみましょう。

3.パスウェイプログラムを利用して編入する

海外大学の中には、留学1年目から英語の語学学習と同時に大学の単位を取得することもできるパスウェイプログラムを導入しているところがあります。求められる英語力が低く設定されていることから、時間や費用を節約できるメリットがあります。

海外大学へ編入学するメリットは?

1.費用が抑えられる

海外大学の学費は日本と比べると高額です。4年間通うことになると、生活費も含めて日本の大学に通うよりも費用がかかるのは事実です。しかし、例えば日本の大学に2年間在籍後、海外の大学へ2年間通うと費用を抑えることが可能です。

2.自分に合った教育環境で学べる

海外大学の学びは柔軟性や多様性に優れたカリキュラムが多くあります。専門分野も多岐にわたり、自分が学びたい分野、自分に適した学校の環境の選択肢も幅広いです。日本の大学に通い、より専門性を求めている人や、異なった環境で学びたいと思った方は海外大学へ視野を広げることをおすすめします。

3.よりレベルの高い大学に入学できる可能性も

日本の高校から直接受験をするよりも、編入制度を利用して入学する方法のほうが求められる合格条件が緩いことがあります。その場合は、高校卒業時に受験するよりもより高いレベルの大学へ編入できる可能性がでてきます。

4.日本の大学と海外の大学両方で学ぶことができる

海外大学で学ぶことにより、国際感覚、多様性などの価値観を学ぶことが可能です。しかし、編入前に日本の大学でも学んでいることで双方の良さや違和感など、比較をすることができより視野が広がるでしょう。

海外大学へ編入するための条件は?

下記は一般的に海外大学へ編入時に必要な書類の一例です。大学によって異なるため志願大学が決まっている場合はその大学の必要書類を必ず確認しましょう。

◆一例
・願書
・成績証明書
・エッセイ
・推薦状
・TOEFL/IELTS/DUOLINGOなどのスコア
・SAT/ACTのスコア(アメリカの場合)
・課外活動、受賞歴などのポートフォリオ
など

また、願書を提出する際には出願要件を確認しておきましょう。出願するにあたり、入学前までに履修しておくべき科目や求められるGPA(=Grade Point Average、成績評価)が決まっています。書類を出せば試験を受けられるわけではないので注意しましょう。

アメリカの州立大学UCLAを例にとると、GPAは3.2以上、TOEFLは100点以上、IELTS7点以上、Duolingo English Test では120点以上などを出願時に満たす必要があります。また、英作文、数学コースなど編入に必要な履修科目も定められています。※最新の情報は公式HPをご確認ください。

海外大学へ編入する時に準備しておくこと

語学力

出願要件に必要な外国語レベルを備えておくことは大前提です。さらに、入学後は授業や日常生活がすべて外国語となるため十分に語学力を磨いておきましょう。語学ができないことでストレスを感じたり、学びたいことが十分に理解できないと、せっかくの編入の努力が報われない結果となってしまいます。

費用

留学先でかかる費用は、学業に専念するためにも十分に準備をしておきましょう。学費や住居費、食費など細かく見積もりましょう。奨学金の利用も検討すると節約が可能です。

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編入先の編入条件

編入への必須科目、履修した単位の移行の可否を必ず確認して、現大学の履修を進めていきましょう。編入に向けて着々と準備をするものの、最終的に出願要件が満たされずに編入ができない例も実際に起きています。また、同様に現大学で好成績をとるほか、願書に書けるよう、課外活動やボランティア活動など社会的な活動にも興味をもつようにしましょう。

留学経験のある人に話を聞く

海外で学びたい意志が強いと、どうしても良い面だけを見てしまいがちです。実際に海外へ編入などで学んでる人に、どんなところがつらかったか、どんなところが良かったかなど話を聞いてみましょう。そうすることで、自分だとこのような場面で落ち込みそうだな、このような場面では活躍できそうだな、などあらかじめ現地での生活にイメージがわきます。想定できる挫折やカルチャーショックなどをできるだけ事前に和らげることが大切です。

編入する大学はどのように決める?

まず、海外大学へ編入する理由を明確にしましょう。さまざまな国から来た学生と学びたい、専攻分野をより深めたい、将来海外で働くために海外大学に行きたい、などたくさんあると多います。その明確な理由をもとに、「留学生の多い大学」や、「専攻分野を深められる大学」など選択肢を絞っていきましょう。

海外大学編入がおすすめの人はこんな人!

●自分の意見をもっている人
「謙遜」などの文化のない欧米文化では、自ら発信することが重要です。意見を求められた時はもちろんのこと、自分が困っている場合でも自分で伝えなければ何も始まりません。そういった点でも、自分の意見をもち、語学力に自信がなくても勇気をもって発言できる人は向いているでしょう。
 
●社交的で、コミュニケーション力があること
留学中は日本での家族や友人とも離れ、一からの人間関係を構築することとなります。孤独に感じる時もあるでしょうが、社交的で「人と関わろう」という気持ちがあれば、新たな人間関係を築き、孤独を感じることもないでしょう。
 
●チャレンジ精神がある人
自分の慣れている世界から一変、留学中の世界は新しく経験することが多い環境になります。その中で、失敗を恐れず、チャレンジすることは、充実した留学生活を送るには大切なこととなります。「失敗したって大丈夫」と思える気持ちを持つことが重要です。

 

海外大学で学びたい方は編入学も視野に!

海外大学に進学する方法は一つではなく、その中でも編入学という進学方法は費用面などを考えるとメリットがある進学方法です。直接入学よりはハードルが低いとは言われがちですが、出願資格を満たすためには、入念な準備と戦略が必要です。海外大学に進学を考えている場合は、それらを踏まえ、編入学という方法も視野にいれて夢を叶えましょう。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。

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