HOMEお役立ち記事【セミナーレポート】最新版!帰国生の受験事情とハーバード大学合格に必要な子どもの資質
〜 トフルゼミナール 海外帰国生教育センター×東京インターハイスクール 〜

【セミナーレポート】最新版!帰国生の受験事情とハーバード大学合格に必要な子どもの資質
〜 トフルゼミナール 海外帰国生教育センター×東京インターハイスクール 〜

今回登壇いただいたのは、帰国生専門塾トフルゼミナールと、米国ワシントン州認可校(Alger Independence High School)の日本校である東京インターハイスクールです。帰国生の大学受験について、入試スケジュールのタイムラインや受験方式の選択肢、受験準備のポイントなどをご紹介します。

帰国生の大学受験について

入試スケジュール

大学の入学時期には、4月入学と9月入学があります。日本語で授業を受ける大学/学部は4月入学が多く、海外の大学や授業を英語で行っている日本の大学は9月入学が多いです。

入試スケジュールの注意すべき点として、日本の高校を卒業するか海外の高校を卒業するかによって、出願時期が異なるということです。海外の高校を卒業して9月に大学に入学する場合、大学入学の約1年前(Grade12)の10月頃から出願が始まります。また、日本の高校を卒業して4月に大学に入学する場合、早い大学では高校3年の7月頃から出願が始まります。

  出願時期
海外の高校を卒業
9月入学
Grade12の10月〜翌年の3月
海外の高校を卒業
4月入学
Grade12の7月〜卒業後の12月
日本の高校を卒業
9月入学
高校3年の11月〜翌年の3月
日本の高校を卒業
4月入学
高校3年の7月〜10月

近年は出願時期が早い傾向にあるため、トフルゼミナールでは、入試スケジュールとタイムラインをしっかり頭に入れておくことを生徒さんにアドバイスしています。

受験方式の選択

帰国生の受験には大きく分けて4つの選択肢があります。

1つ目は帰国生入試です。帰国生入試とは、保護者の海外赴任などの理由で日本の教育制度に基づく教育を受けていない生徒を対象にした入試のことです。平均的に海外在籍年数が2年以上などの条件が定められていることが多く、書類+筆記・面接で実施される傾向があります。高校卒業前に帰国した場合、出願資格を失う可能性があるため、近年では帰国生入試の数が減少しています。また、帰国生入試を廃止する大学も増えてきています。

帰国生入試が減少している理由として、2つ目の総合型選抜入試を選択する生徒が増えてきているからです。総合型選抜入試は、受験生の学力だけではない個性や能力、適性を総合的に評価します。また高校卒業前に帰国した場合でも、出願資格を失うことはありません。

3つ目は一般入試です。以前は、海外の高校を卒業した帰国生にとって一般入試は難しいとされてきました。しかし近年では一般入試も多様化しており、英語のみや英語ともう1科目で受験できる大学もあります。

4つ目は海外の大学への進学です。海外の大学は9月入学が一般的なため、日本の大学と併願する生徒が増えてきています。また英語で授業を行う日本の大学も9月入学が多いため、4月入学の大学と併願することも可能です。

総合型選抜入試と英語学位プログラム

近年、総合型選抜入試を選択する生徒が増えています。その理由としては、帰国生入試と入試方式が似ている点や、高校卒業前に帰国した場合でも出願が可能な点が挙げられます。

総合型選抜入試は、大学や学部によって求められるものが大きく異なります。また各大学が独自に入試方式の名称を付けていることが多く、大学のホームページからは判断できない場合もあるため、受験専門のスクールやカウンセラーに相談することをおすすめします。トフルゼミナールでも、各受験方式の進路指導を行っています。

各大学での総合型選抜入試の名称例

大学 学部 入試の名称
慶応義塾大学  経済学部 PEARL
法学部 FIT入試
早稲田大学 政治経済学部 グローバル入試
社会科学部 TAISI Asmission
立教大学 社会学部、異文化コミュニケーション学部、GLAP、法学部国際ビジネス法 国際コース選抜入試
各学部 自由選抜入試
明治大学 政治経済学部 グローバル型特別入試
国際日本学部 English Track
自己推薦特別
青山学院大学 英米文学部 自己推薦入学試験

総合型選抜入試の中に、英語学位プログラムを組み込んでいる大学が増えてきています。もともとは、海外からの留学生を日本の大学に迎え入れるためのプログラムだったものが、日本の生徒にも適応されるようになりました。

特徴としては9月入学であることや、海外の大学と併願しやすいなどがあります。留学生と一緒に英語で授業を受けるため、日本にいながら国際化に対する適応能力を身につけられ、就職に有利なプログラムでもあります。

受験のポイント

帰国生の入試に重要なポイントは5つあります。受験方式によって求められるものや重要度が変わってくるため、事前に確認しておくことが必要です。

①高校の成績
帰国生の入試には、当日の試験が少ないという特徴があります。特に9月入学の場合、書類選考のみの学校もあります。そのため高校の成績は非常に重要です。日本の高校1年〜高校3年にあたるGrade10〜Grade12の間に、良い成績を収めることを意識しながら受験準備をすることが大切です。

②英語能力の証明
帰国生の英語能力の証明として、TOEFL® TESTやIELTSのスコアを求められることが多いようです。小学生や中学生のうちは英検で基礎を固め、英検2級を取得した後にTOEFLやIELTSの勉強に進むことがおすすめです。また、英検を証明として認めていない大学が増えてきているため注意が必要です。

③国家統一試験
大学や学部によっては、各国の統一試験を求められることがあります。例えばアメリカであればSAT、世界共通で定められている国際バカロレア(IB)であればディプロマなどがあります。英語で授業を行う9月入学の学校で求められることが多いようです。

④志望理由書・面接
受験する大学で何をしたいのか、将来は何をしたいのか、海外での体験などを志望理由書に記載します。面接では、志望理由書に沿って質問をされる可能性が高いです。

⑤小論文などの当日の試験
日本の大学に4月入学の場合、当日に小論文などの試験を行い、日本語のレベルを判断することが多いです。海外で生活していた帰国生が、日本語で授業を受けることができるかを見極めるためです。

英語能力資格試験は重要

帰国生にとって英語能力資格試験は重要です。その中でも帰国生の大学受験には、TOEFLやIELTSがおすすめです。9月入学で英語で授業を受ける場合、TOEFLであれば100、IELTSであれば7.0〜7.5程度を求められ、どちらも難易度は高いです。

英検準1級と同等レベルのTOEFL80、IELTS6.0程度であればIELTSの方がスコアをとりやすい傾向があり、勉強方法に大きな違いはないため、迷った場合はIELTSをおすすめします。どちらも受けて、点数が良い方を提出することも可能です。

パネルディスカッション総まとめ

セミナーで実施したパネルディスカッションの内容をまとめました。ぜひ、ご覧ください。

大学受験に向けて今から準備できることは?

総合型選抜入試が増えてきている中で、日々の学校の勉強に力を入れることは非常に大切です。また、早めに自分は理系か文系かを意識しながら学習を進めていくことも重要です。

大学で授業を英語で受けたいか、または日本語で受けたいかによって、準備の進め方も異なってきます。例えば日本の大学で日本語で授業を受けたい場合、小論文試験の準備が必要になってきます。一方で英語で授業を行っている大学に進学したい場合、英検1級レベルの英語力が必要です。

日本の高校のカリキュラムは、卒業時に英検2級レベルであることが想定されていますが、海外に滞在している場合はもっと早い段階でそのレベルを越えることが可能です。小学校、中学校の内から英語資格試験を積極的に取得しておくことがおすすめです。

ボランティア活動や課外活動は、プラスアルファのアピールポイントとして有効なのでおすすめです。受験直前に始めるのではなく、細く長く続けられることを探しましょう。他にも、社会時事についての知識を高めておくことも大切です。日頃から親御さんと意見交換をして、自分の意見を言えるようにしておきましょう。

学校選びのポイントは?

文系の大学に進学したい場合、帰国生を積極的に受け入れている学校を選ぶことがおすすめです。文系の大学を総合型選抜入試で受験する場合、高校の成績が合否に大きく影響します。帰国生に慣れている学校は、成績がとりやすい傾向があります。

理系の大学や学部に進学したい場合、早めに帰国して理系に強い中学校や高校に入学した方が有利と言えます。理系の場合、一般入試と同等の学力を求められることが多いため、早い段階で理数に力を入れて学習することをおすすめします。

英語学位プログラムの大学はほとんど文系?理系はある?

英語学位プログラムを採用している日本の理系大学は非常に少ないです。早稲田大学や上智大学、名古屋大学などが採用していますが、すべての学部で実施しているわけではありません。理系の帰国生にとって日本の大学は選択肢が少ないため、海外の大学と併願することをおすすめします。海外の大学も視野に入れることで、選択肢はかなり広がると言えます。

9月入学の卒業後の進路は?

9月入学の場合、6月または7月に卒業します。就職は翌年の4月以降になるため、約8カ月間空くことになります。その間に卒業旅行に行ったり、就職活動をする時間は十分にあると言えます。インターンを続けながら、そのままその企業に就職することも可能です。

帰国生教育におけるAIの活用について

高度なAI技術として注目されている「ChatGPT」を活用する生徒が増えてきています。ChatGPTはインターネット上の膨大な情報を学習し、複雑な語彙や表現を理解できることが特徴です。

帰国生枠の過去問の解答は手に入らないことが多く、そういった場合にChatGPTに解答を聞くという活用方法があります。今後は、ChatGPTが出す答えを引き出す質問を求められる可能性も考えられます。また学校側には、前もってChatGPTに答えを聞くことができない質問を考える必要が出てくるかもしれません。

東京インターハイスクール出身!ハーバード大学首席卒業生をご紹介

東京インターハイスクールの卒業生がこの春、ハーバード大学を首席で卒業されました。そこで、ハーバード大学に合格する生徒の資質をテーマに、東京インターハイスクールとトフルゼミナールのそれぞれの視点からご意見をいただきました。

東京インターハイスクールの視点から

この春ハーバード大学を首席で卒業された方は、ヨーロッパでプロのバレリーナとして活躍しながら、7年間ハーバード大学で学ばれました。バレーに人生の膨大な時間を捧げてきただけでなく、アカデミックな学びも追求したいという強い情熱がありました。

東京インターハイスクールの卒業生で、来年ハーバード大学を卒業予定の生徒さんがいます。この方は、ご実家が経営されている温泉旅館で海外からの旅行客を長年見てきました。日本と海外の架け橋になりたいという思いでハーバード大学へ進学し、現在は国際的な経済学を学んでいます。

どちらの卒業生も自分の思い描く将来のビジョンに向かって、どのような準備をすればよいか、どこで学ぶべきかという視点で学校選びをされました。自分がどこで何をしたいのかを明確にしておくことが必要だと感じました。

トフルゼミナールの視点から

ハーバード大学の入試には高校卒業資格やエッセイ、活動報告書などが含まれます。現在は、コロナ感染拡大などの影響からSATはオプションとなっていますが、提出する生徒も少なくありません。今後、SATが必要になった際のベースになるため、IELTSやTOIFLEの勉強をしっかりしておきましょう。エッセイの注意点としては、具体的な数字を用いて相手に伝える力を付けることが重要です。

ハーバード大学などの難関校を受験する生徒は、学校の成績が優秀な生徒が多いです。プラスアルファの課題活動で、自分をアピールできることが必要です。中学、高校の内に自分をアピールできる個性と自信を身につけておくことが重要です。

トフルゼミナール

日本各地で帰国生、国内の国際系大学・学部、海外留学などの総合的な指導とサポートを提供しています。事前学習や帰国後の進路相談については、トフルゼミナール各校の担当カウンセラーとのカウンセリングをおすすめします。

<塾情報>

トフルゼミナール
TEL:03 3207 7581
住所:〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1丁目30番5号千寿ビル6F(本社)
メール:hayashi.t@tseminar.co.jp
WEBサイト

 

東京インターハイスクール

私たちは「多様」、「学び」、「創造」を尊ぶ。をミッションに、自立と自由を体現する人材を育成している新しいスタイルの学校です。海外滞在中でもオンラインで個別相談会を行っているので、ぜひホームページからお問い合わせください。

<学校情報>

東京インターハイスクール
TEL:0120 327 181、03 6427 3450
住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-23-18 ワールドイーストビル 4F
最寄り駅:JR渋谷駅より徒歩6分、地下鉄B1出口より徒歩30秒
メール: info@inter-highschool.ne.jp
WEBサイト

 

親と子どもの人間構築が成長へ繋がる

帰国生の受験には帰国のタイミングを考えた早めの準備と、正確な情報収集力が必要です。その上で、親御さんがお子さまと一緒にチームとしてサポートしていくことが重要です。海外経験を持つ帰国生は、今後の日本を背負っていく人材とも言えます。親御さんには、お子さまを育てていくだけでなく導いていく存在となって、お子さまの可能性を広げるアシストをしていっていただきたいです。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。

【関連記事】
帰国子女の英語力保持!帰国後も英語力を維持してさらに伸ばす方法とは?

帰国するのに日本語ができない?帰国子女のお悩みを解決する対策法をご紹介

【2023年度】帰国子女の中学受験は英語選択可!英語選択入試のメリットや受験校も

帰国子女向けの相談窓口をご紹介!海外子女が持つ教育のお悩みを解決


最新情報をLINEとメルマガでお届けしています!ぜひお友だち追加・フォローしてください。

お役立ち記事の一覧へ