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帰国子女の高校受験は帰国時期が大切!ベストタイミングはいつ?

高校受験のために、帰国時期を考えている帰国子女や海外子女も多いのではないでしょうか。ここでは、高校受験をする帰国生の皆さんに、一般的な帰国時期や帰国時期を決めるときのポイントをご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

帰国子女の高校受験の帰国時期は?

日本に帰国して、高校受験をする帰国生の皆さんにとって、どの時期に帰国するのかはとても重要な決断です。一般的に日本で高校受験をする帰国生は、以下の3つの時期に帰国することが多いようです。

【帰国時期】
①中学2年生の終わりに本帰国する
②中学3年生の12月頃から一時帰国する
③年明けの2月頃から一時帰国する

できるだけ早く日本に帰国し、日本で勉強に励みたい方や最後まで現地で勉強を続けたい方、オンライン入試や現地会場での入試を利用する方など、さまざまなケースが考えられます。帰国時期は、帰国生本人の意思や受験校の入試方式に合わせて、家族と一緒に話し合って決めましょう。あなたに最適な帰国時期を検討してください。

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帰国時期を決める時のポイント

帰国時期を決めるときには、いくつか注意するポイントがあります。ここでは、注意ポイントを2つご紹介します。

日本の高校受験の条件を確認

帰国時期を決めるときのポイントは、日本の高校を受験するための条件を確認することです。文部科学省は、日本の高校を受験する受験生に対して、以下の条件を定めています。日本の高校に入学するためには、以下のいずれかの条件に該当することが必要です。

【条件】
1.中学校、特別支援学校の中学部等を卒業した者、又は中等教育学校の前期課程を修了した者

2.外国において、学校教育における9年の課程を修了した者

3.在外教育施設(中学校と同等であると指定された課程)を修了した者
認定した在外教育施設の一覧

4.文部科学大臣の指定した者
(学校教育法施行規則第六十三条に規定する高等学校入学に関して中学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者)

5.就学義務猶予免除者等の中学校卒業程度認定規則により、中学校を卒業した者と同等以上の学力があると認定された者

6.その他高等学校において、中学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者

参考:文部科学省

帰国生の皆さんにとって、2番目と3番目が重要な項目です。帰国時期を決めるときは、2番目と3番目の項目に配慮して、帰国時期を検討しましょう。

分からないことや少しでも疑問に感じることがある場合は、公立高校を受験する方は各都道府県の教育委員会に、私立高校を受験する方は学校に問い合わせてみてください。

受験校の受験資格を確認

2つ目のポイントは、受験する学校の受験資格を確認しておくことです。一般的に、帰国生を受け入れている高校は、①帰国年数②海外在住年数③出身校の種類、この3つの条件として定めています。以下に一般的な高校受験の条件をまとめました。

【受験条件】
①帰国後年数:平均して2~3年
②海外在住年数:平均して2~3年
③出身校の種類:インターナショナルスクール・日本人学校・現地校

帰国年数は、帰国してから平均して2〜3年を条件としている学校が多くあります。海外在住年数は、平均して2〜3年と定めている学校が多いようです。出身校は、インターナショナルスクールや日本人学校、現地校としている高校が多くあります。この他にも、英検やTOEFL iBTなどの英語の資格を持っていることや継続して海外に在住していたこと、通学時間を定めている学校などもあります。

帰国生の皆さんにとって特に大切な条件は、①帰国年数と②海外在住年数です。高校受験の帰国時期は、受験する学校が定める①帰国年数と②海外在住年数を考慮して決めましょう。

帰国前にしておきたいこと3選

高校受験を考えている帰国生の皆さんに、帰国前に取り組んでおきたいことを3つご紹介します。

受験校の情報収集

帰国前にしておきたいことの1つ目は、受験校の情報を集めておくことです。学校のホームページなどから、カリキュラムや入試方式、授業内容などの情報を集めておきましょう。

最近では、オンラインの学校説明会を開催している学校やYoutubeやInstagram、FacebookなどのSNSを通じて学校の情報を配信している学校も多くあります。さまざまな機会やツールを活用して、学校の雰囲気や在校生の様子を知っておくことがおすすめです。

塾やオンライン講座の活用

帰国前にしておきたいことの2つ目は、現地の塾やオンライン講座を活用して、受験対策をしておくことです。数多くの塾では、帰国生入試に対応した講習を行っています。実際に帰国生入試を経験した先生が授業を行っている塾もあるようです。

最近は、海外からでも受講できる塾のオンライン講座も注目されています。オンライン講座は、パソコンとWi-Fi環境が整っていると、好きな場所で好きな時間に勉強することができます。マンツーマンレッスンや日本人の先生による日本語での授業、シンガポールの先生による英語の授業など、授業の内容は多種多様です。

また、一時帰国をして、日本の塾の夏期講習を受講する帰国生や日本の模擬試験を受験する帰国生がたくさんいるようです。実際に志望校が同じライバルたちと一緒に模試や講習を受講することでとても刺激となり、受験勉強のモチベーションの向上にもつながります。あなたの学習スタイルに合わせて、塾やオンライン講座、模擬試験などを上手く活用しましょう。

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英語の資格取得

帰国前にしておきたいことの3つ目は、英語の資格を取得しておくことです。帰国生入試の条件として、TOEFL iBT®やTOEIC®のスコアを何点以上と定めている学校や、英検を保有していることを条件としている学校があります。受験を考えている学校の募集要項を確認して、英語の資格取得にも取り組んでみてください。

また、将来海外大学進学を考えている方は、大学受験の時にTOEFLなどのスコアを提出することが考えられます。ぜひ、将来の進路も見据えて、英語資格の取得を進めておきましょう。

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帰国子女の高校受験は帰国時期も大切

日本の高校を受験する帰国生の皆さんに、一般的な帰国時期をご紹介しました。高校受験のためにいつ帰国しようかと迷っている帰国生の方は、注意ポイントを確認し、あなたにとってベストな帰国時期を選んでください。高校受験を無事に乗り切れることを、心より願っています。

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●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。

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